お久しぶりです!大変長い間、ブログを怠けてしまいました!
今回の輸入車鑑定 は過走行車です。フェラーリとポルシェの違い、
あるいは走行距離も3倍違う車なので単純比較はできませんが、
ある意味対照的な2台をご紹介です!みなさんの今後のご購入の
参考になれば何よりです。
まずは、1999年式のF355ベルリネッタ、最終の新車並行
フィオラノハンドリングPKG付です。
同年式のベンツであれば平均的な距離ですが、そこはフェラーリ!
不安な気持ちも芽生えがちな一台ですが・・・。
走行距離を感じませんでした!内装も巷にある4~5万キロの車より
個体によってはきれいに思えます。シートの擦れやヘタリは最低限
感じるレベル、シートのリペアをしたとしても大事にされていた感じです。
お約束のスイッチ類べたつきは改善されており、このまま乗っていただける状態でした。カーペットを含めて、走行距離は気にならない状態と言えます!
比べても大きな違いはありません。
エンジン本体や補機類の色褪せを見る限り、この車が7万キロ近い車と思う方は少ないと思います。エンジンの異音やアイドリング不調などは皆無、タイベル・クラッチも交換されて間もないので、しばらくこのままで乗れそうでした!
ボディ回りに関しては部分的な塗装はあるものの、各パーツ間のチリ(隙間)も均等で大きなダメージ痕の無い車です。左右のクォーター(リヤフェンダー)に均等な塗装跡があるのは、355特有のヒビ割れを直したからでは無いかと判断しました。
つまり、きちんと乗られていた車であればF355は、7万キロやそこらではまだまだ乗れる車、ということになります。
走行距離の改ざん等の手が加えられていない限り、この先5万キロ以上のフェラーリは増えてくるわけですから、その時に走行距離だけを理由に購入を断念すると、買い手の予算によっては買えないクルマも出てくると思います。逆に距離は多少伸びていても、その個体をきちんと見極めれば楽しいフェラーリライフを送るチャンスはあるということです。
後篇(ポルシェ)に続く・・・・