馬場南海のカツカレー | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

2020年にキッチン南海神保町本店が閉店してしまった。

本店を続けてきた店主の甥が近くに新店を出したが、昔ながらのキッチン南海の味は暖簾分けした店が継いでいかなくてはなるまい。

神保町本店の真っ黒なルゥーのカツカレーとまではいかないが、既存のキッチン南海の暖簾分け店で定評があるのが高田馬場駅から程近い馬場南海だ。



自動販売機でカツカレーの食券を買い、できあがりを待つ。



程なくして、いい匂いを漂わせながら、カツカレーがカウンター席に届けられた。



神保町本店に負けず劣らずカレー粉を焙煎した黒っぽいルゥーである。

コクはあるがサラッとしている。

カツは肉が薄めでワイルドに揚げてある。

決してトンカツ屋の分厚いトンカツではない。

この薄いカツがいい味を出している。

まさに下手味が味わえる料理だ。



一緒についてくる山盛りキャベツも、カツカレーには合わないと思われる味噌汁もいずれも美味しい。



店内は客でいっぱいだった。



750円で食べられる馬場南海のカツカレーを私は大事にしたい。