なりくらのミックスフライ定食 | ジャン=ピエールの霧の中の原風景

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こだわりの食とお酒を味わった思い出や情報を綴ります。

最後に訪れたのは2015年だったろうか。
オープン時からよくランチに食べに行っていたが、とんかつで日本一人気のある店となってからは2時間ほど待つのに嫌気がさし、疎遠になっていた。
いつの間には店主は南阿佐ヶ谷に店を移転させ、成蔵はより高級志向のとんかつ屋となっていった。
高田馬場の成蔵が移転した後の場所には、お弟子さんが、なりくらとして店を再オープンしたのである。


行列がほとんどできていないという情報を聞いて、なりくらを訪れてみた。
何と夜のオープン近くだというのに、1組も並んでなかった。
ゆったりとした空間の中、テーブル席に着き、メニューを眺める。
3種類のカツやフライの選べるミックスフライ定食にした。
豚汁が変わりなく美味しい。


ご飯は以前の方が美味しかっただろうか。


私は、ヒレカツ、チーズミルフィーユカツ、チーズメンチカツを選んだ。


チーズミルフィーユカツがこの店で一番思い出の一品である。
相変わらず美味しかった。
ヒレカツも油っこくなくサクッとしていて以前と比べても技術上の相違はそれ程感じない。
以前には見かけなかったチーズメンチカツは独特のメンチカツ臭がしてあまり好みではなかった。



以前の店主の神格化というか崇拝者が沢山いることはわかるがほとんど味の違いは感じない。
それなのに以前は2時間待ちが全く並ばないので入れるのである。
マスコミや変なグルメサイトに踊らされず自分の舌を信じるべきであろう。