死刑執行人サンソン ―国王ルイ十六世の首を刎ねた男 | フランス人の彼との結婚までの道のりとその後のふたり

フランス人の彼との結婚までの道のりとその後のふたり

2012年11月に日本で結婚、2013年2月からフランスに住んでいます。
国際結婚手続きとフランス生活やフランス語の学習記録。
旅の思い出も時々織り交ぜて、庶民の暮らしをお届けします。

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フランス人なら学校や社会生活の中で学んでいくフランスの歴史をわたしは知らないので、手軽なところで小説などから入っていこうと思っています。

それで、先日、フランス文学者の安達正勝氏の本「死刑執行人サンソン ―国王ルイ十六世の首を刎ねた男」と「フランス反骨変人列伝」を買ってみました。

先に「フランス反骨変人列伝」のほうを読み始めたのですが、「死刑執行人サンソン」を元に描かれた漫画が期間限定で無料になっていたので、この漫画も見てみることにしました。







しかし、、わたしはこの漫画は好きになれず、数ページで閉じてしまいました。。
漫画といえば読みやすいというイメージなのですが、こちらはとても読みにくくて、話の流れもわかりにくかったです。。

評判はいいみたいで、中には、世界史の先生に勧められて読んでみたというのがありましたが、これを高校生に勧めるか、と驚きました。。

それで、小説のほうを読み始めたのですが、序章と1章を終えたところですが、小説のほうがはるかにわかりやすく、当時の状況を想像しながら読むことができます。




序章 呪われた一族
第一章 国王陛下ルイ十六世に拝謁
第二章 ギロチン誕生の物語
第三章 神々は渇く
第四章 前国王ルイ・カペーの処刑
終章 その日は来たらず
あとがき




フランスに住んでいるとなじみのある地名などが出てきて、(よくある通りや広場の名前など)、その由来なども知りたくなりました。^^

ただ、初代がどうやって地方から出てきてパリで地位を築いたのかというところがよくわからず、この先に書かれているのかもしれませんが、はしょっている部分がわりと多いようにも感じました。。





この本では、主人公の4代目サンソンは、パリで3000人もの処刑を行った人物でありつつも、ハンサムでモテ男だったと描かれているのですが、Wikipediaの肖像画ではすっかり中年になり面影もなくなってしまったようです。でも綺麗なおみ足なのかもしれませんね。^^

Charles-Henri SansonのWikipediaページ



彼の孫のHenri-Clément Sansonによる全6巻の回想録「Mémoires des Sanson, Sept génération d'éxécuteurs 1688 - 1847」は、原始的な電子書籍ですが、無料で読むことができます!^^

フランス国立図書館Gallica所蔵の第1巻のリンク



このGallicaという電子図書館は初めて知ったのですが、新しい文献も続々登録されているようで、サイトのデザインもお洒落だし、iOSとAndroidのアプリにも対応おり、本当にすごいの一言です。


これから知るべきこと、調べることがどんどん増えていき、嬉しい悲鳴です~!^^