7月15日

「人生は、日本共産党に任せる、えっへん」

幼少の頃、僕は共産党員である父とその周囲の
共産党員の前でこんな事を言っていた。

母も共産党員だった。
僕は共産党員である父と母に育てられた。

赤旗祭りにもよく連れて行ってもらった。
そして僕も兄も妹も共産党の活動としてビラを配ったり、
何もわからず集会に参加したりしていた。

でも、僕も含めて、兄も妹も共産党員ではない。
僕も妹もリベラルだし、兄は兄の妻との関係上
自民党寄りだったりする。

でも我々兄弟は仲が良い。

そして父はそんな僕らを優しく見守ってくれている。

父の教えは、

「異論者に耳を傾け、論じ合い、見識を高めよ」
である。

なので今でも父の博識には到底遠く及ばない。

7月15日は日本共産党の結党日だと言う。
僕の誕生日会で、父は毎回その事を嬉しそうに語る。
兄や妹の誕生日とはそこが少し趣が違うようだ。

何で僕が共産党員にならなかったかと言うと、
その党のしきたりが好きになれず、
他の党に対して非協力的だからである。

もちろん父の影響で「科学的社会主義」
についても学んだ。

小学生でありながら、マルクスをすでに読破していた。
今思えば、変なガキである。

洗脳を解く

こどもの頃は、共産党員の親のおかげで生活の中に
社会主義に対する思想が埋め込まれていた。

理由もわからず、共産党のこども新聞を読んだり、
勉強と言いつつ、親の意図とは裏腹に洗脳されていた
そんな気がしてならない。

社会に出て、結婚し、それでも親の言うとおりに
選挙には共産党に票を投じていた。

でもある時点で、その自分の行動に疑問が湧いた。
まるでロボットの自分に気付いた。

折角の参政権を自分の意思で決めていない自分に気付いた。

それを気付かせてくれたのは、小沢一郎である。
小沢氏には、様々な気付きを頂いた。

小沢氏の「日本改造計画」も何度の読んだ。
それ以来、僕は、小沢一郎を支持するようになった。

そして、日本共産党を傍観出来る立場となり、
自分の意思で選挙に票を投じ、こどもの頃の洗脳を解いた。

再学、科学的社会主義

省エネが叫ばれる現在、資源確保のための経済摩擦から論争が続いている。

資源が乏しくなりつつあるのに、独占意欲むき出しで共存共栄を図ろうと努力を怠っているからだ。

消費経済という基本を持つ資本主義体制である以上、生産コントロールは企業の理念に委ねられる。
自由競争の中、損得経済が氾濫しているため、儲け中心の堕落した経済が世界を蔓延している。

今大事な事は、限りある資源を皆で分かち合う事。
そのためには消費経済より、再利用を基盤とした経済が大事である。

再利用を基盤とする経済は、資本主義では実現は難しい。
生産を国家、世界レベルでコントロールし、資源を効率よく使う。
そういう経済体制が必要なのだと思う。

今それに一番適しているのは「科学的社会主義」なのだろう。

しかし、それだけではないと何かが訴えている。

争いの根本となる資本主義大国アメリカ
この国を倒さないと世界に共存共栄の社会主義は生まれない。

アメリカと言う国の基盤は戦争による資本主義である。
この国に本来の民主主義は無い。

アメリカが叫ぶ「我々」とは、一握りのアメリカ国民でしかない。

そのアメリカがいま崩壊の危機にある。
資本主義に陰りが見え始め、そのほころびから
矛盾が明確に見えて来た。

科学的社会主義の何をこれから取り入れて行けば良いのか
算段中である。

3つわかる事がある。
・米国を倒さないと、真の民主主義は世界に確立しない
・資本主義に限界が来ている
・限りある資源を皆でシェアし、共存共栄を図る必要がある。

この3つの課題が、世界平和の鍵であると思う。

John Lennon - Imagine Lyrics


世界に国境はない

ペタしてね