30代 男性
主訴 ドケルバン病
今日はドケルバン病の症例です。
手首の可動に激しい痛みと制限を伴う腱鞘炎のひとつで、治療としては一般に安静(装具固定)・鎮痛薬(湿布など)・ステロイド注射・手術などが必要とされています。
よく言われる原因は「手や手首の使いすぎ」。
・右手首の親指側に痛みが出だしたのは2ヶ月半ほど前。
・それから2週間後に病院を受診し、‘ドケルバン’病の診断。
・その後1ヶ月間は整骨院に毎日通い電気をかける治療を継続。(最近は数日に一度)。
・仕事に支障が出て参っている。
いつになったら治るのか・・とのことで、ご来院されました。
右手首を固定しているサポーターを外して見せてもらうと、手首回りに多少の腫れがあり、見るからに固まってる感じです。
私)「こういう風に出来ますか?」
この状態から こう曲げる
患)「・・痛っ・・出来ないです。痛いです」
上の写真のように握りこぶしをかしげることが出来ません。
動かそうとしても、力が入らないし・・何よりも激痛。
患)「仕事で人一倍パソコンのマウスを激しく操作するので、そのせいだと・・・」
私)「マウスの操作をやりだしてから痛くなったんですか?」
患)「いえ・・マウスはもう何年も前からずっと・・」
私)「今まで手首が痛くなったことは・・・?」
患)「ないです、今回急に・・」
私)「じゃあマウスは関係ないでしょう?何年も普通にやってきた動作が原因で急に痛くはならないでしょう?」
患)「そう言われれば・・確かに・・」
ドケルバン病について考えられる原因の説明をしながら、まずは右手首の動きに影響を与える全身のポイントにアプローチしていきます。
私)「ここ、痛くはないですか?」
患)「ん?少し痛いですね」
痛くなった時の様子も聞きながら、施術を進めます。
・・・・・・・・
私)「これでどうですか?手首の動き、痛みは変わりますか?」
患)「・・あっ動かしやすい・・痛っ・・少し動かしやすくなってるけど、痛いですね・・」
僅かに可動域が広がったところで時間となり、次回の説明をして初回は終了。
2日後
患)「相変わらず痛いですけど、やってもらった分少しは楽だったと思います」
確認すると、やはり握りこぶしをかしげる動きは厳しいです。(初めより2、3割動く程度)
今回は、痛くなった時の様子など、前回伺った話の中から浮かび上がったポイントにアプローチすることにします。
患者さんのお話から特定しますから、確度が高く、ドケルバン病の改善には欠かせないところです。
何故そのポイントか?
予め患者さんに説明し、理解してもらったうえで施術開始です。
・・・・・・・・施術中・・・・・
私)「どうでしょう・・?手首動かして確認してください・・変わりますか?」
患)起き上がって・・
握りこぶしを1回コキッ・・2回・・・連続で腕までも振りながら・・
「あれ?凄い・・痛くない・・」
何度も手首をひねりながら・・・
「エーッ・・ホントに痛くない!・・」と、びっくり?
もう少しかかるかと思ってましたが、予想以上の好結果でした。
痛みが戻ることもありますので、もう一度確認させていただくことにして2回目も終了。
大変喜んでいただけて、本当に良かったです。
この症状・・皆さん、当然のことながら日常的に手や手首を使っておりますが、本当にそれが原因?
ましてや使いすぎとは・・どれだけの状態をいうのでしょうか?
発症してしまった人は、それほどまでに手や手首を酷使しているのでしょうか?
「手や手首の使いすぎが原因」・・はなはだ疑問です。
ドケルバン病で何処にいっても治らず辛い思いをされている方は、どうぞ碧い宙へお越し下さい。
ありがとうございました。
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