仕事には“7つの力”が必要、
その6番目、スキルで言えば「コミュニケーションする力」が大切。
特に「聞き入る」力が職場のコミュニケーションを和やかにします。
その基本的『態度と言葉』はごくごく簡単。
そんな話を前回までしてきました。
今回は「一枚上手の聞き入る力(実践編)」です。
◎「7つの力」詳細については、こちらをご覧ください。
◎「コミュニケーション力の重要性」については、こちらをご覧ください。
◎「コミュニケーションの3つの力」については、こちらをご覧ください。
◎「“聞き入る”力の意義」については、こちらをご覧ください。
◎「“聞き入る”力実践の基礎」については、こちらをご覧ください。
職場のようにドライなやり取りとなりやすい
コミュニケーションにおいては、
本音ベースの話に持ち込めるか否かが
その後の展開を大きく左右します。
そのためには、相手に
「この人ともっと話がしたい」と思ってもらわねばなりません。
その基本は、笑顔、促しの言葉、ボディーメッセージでした。
◎「3つの基本」詳細については、こちらをご覧ください。
もちろん、これを実践することで、
相手(話し手)は相当程度にあなたに親近感を持つと思いますが、
更に効果的な方法があるんです。
それが「オウム返し」と「オーバーリアクション」。
「オウム返し」とは、相手の言葉尻を拾って返すこと。
この場合、相手の言葉の中にある感情表現を拾って
返さなければなりません。
例えば以下のような感じです。
A:今回のプロジェクトは変更に次ぐ変更で、本当にきつかったな!
B:ずいぶんハードだったんですね?
A:「船頭多くして…」ってやつで、現場はてんてこ舞いでしたよ。
B:てんてこ舞いですか?それは気疲れしたことでしょう。
「きつかった」とか「てんてこ舞い」と感じたのはAさんその人。
正にAさんの感情が言葉になっています。
ですから、それを拾って返してあげるんです。
オウム返しされると、話し手は「受け入れられた」感ずる。
結果、互いの心理的距離が縮み、本音の語らいがしやすくなるんです。
オウム返し+ねぎらい言葉があれば最高。
上記例で言えば「それは気疲れしたことでしょう」が相当します。
こんなやり取りを初対面でできれば、
すぐに打ち解けた関係になれることでしょう。
さて、もう一つの「オーバーリアクション」に移ります。
これは、意識して大げさに反応すること。
ドライになりがちな仕事上のコミュニケーションだからこそ、
特に喜怒哀楽の感情を大げさに表現するのです。
この場合、言葉を大げさにする以上に効果的なのが、
ボディーランゲージ。
例えば
「それは良いアイデアですね」というなら、
手を一回たたいてから伝える、
「やってみましょうよ」と同調するなら、
ガッツポーズとともに話す、といった感じです。
「オウム返し」に「オーバーリアクション」、
最初は慣れないかもしれませんが、
何回か意識して行っていく内に普通にできるようになります。
話が弾むこと、間違いなしですから、ぜひお試しを。
あなたのコミュニケーションの充実、心から祈っております。
関連で、自分と会話する『自己対話』についても記しております。
自己対話が充実しているか否かは、
コミュニケーションの質を大きく左右。
よろしければこちらもご参考としてください。
◎“自己対話”については、こちらをご覧ください。