こんばんはかお


今日の新聞で秋田県出身のテノール歌手の本田武久さんが去年41歳で亡くなっていたことを知りました。本田さんは「胞巣状軟部肉腫」という病気と闘っていました。36歳のときに右足に腫瘍が見つかり、その後は脳や舌にも転移していました。確か、右足も切除したような・・・。何年前かの24時間テレビで歌っているのを見ました。秋田のテレビでも時折本田さんのことを取り上げていました。同じ肉腫患者ということで、病気と闘いながらも、歌手活動をする姿に感銘を受けていました。励みにしていました。だからとてもショックです。


本当に歌うのが好きだから、頑張れるんだなぁ・・・。舌に転移したことにより、声が出にくくなってもなお歌い続ける本田さん。本田さんにとって、歌うことは生きがいだったと思います。そういうのがあれば頑張れますよね。自分にとって「生きがい」ってなんだろう・・・。本田さんみたいに生きた証を残せたらいいな・・・。自分はだれしもが出来ないような経験をしているわけで、それを何かの形で生かせたらいいなと漠然とですが思います。


誰かの訃報を聞くたびに毎回「いつか自分にもこういうときがくるんだろうな・・・」と思います。でもリアルにそれを感じるからこそ、今を生きようって思えるんだと思います。それってある意味ラッキーなのか!?後悔のない生き方なんて絶対出来ないと思う。だから、いくらでも後悔が少ないように生きていけたらいいな。


今週末、本田さんの追悼コンサートが秋田市で行われるようです。



心よりご冥福をお祈りいたします。