みなさん、こんにちは
中国が地下資源などを目的に勝手に自国領土と宣言している尖閣に関して、とうとう防空識別圏を設定しました。
これについては既に2月からの計画だったようですね。
【防空圏設定を習主席側近が2月に示唆
世論の反応をみる前例を踏襲か】
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131125/chn13112522170009-n1.htm
これに関しては既に客の命を第一とする航空会社に影響が出ています。
【中国当局に飛行計画提出=台湾線など―全日空・日航】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131125-00000143-jij-bus_all
これに対し、安倍首相はこう答えています。
【安倍首相は防空識別圏への言及さける】
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2400V_U3A121C1PE8000/
「日本の空も秋晴れにしますか」
この変な受け答え、答えをはぐらかしたのではないと私は思いますよ。
私はこれまで、中国が日本に武力で押してくる可能性については極めて低いと考えていましたが、彼らが我が国の領土領海を防空識別圏内に含んだ以上、彼らの民族性や思考パターンから見る限り、その可能性は高まりました。
日本は防衛戦争の可能性と具体的戦略を検討すべき時にあると、私は考えます。
まず、日本人は中華民族がこだわる「メンツ」を理解していません。
相手の民族性を知らなければ、戦うことはできませんよ。
解放軍は少将クラス以上となると、日本とまともに海で戦って勝てないことを知っています。
上将(日本で言う大将)は日中との尖閣を巡る開戦に消極的。
過激な発言の多い少将クラスでも、実際少将以上の会議で積極派はほとんどいないとのこと。
しかしながら、メンツを保ちつつ組織の上下や軍と党の団結に配慮し士気を高めようとする少将クラスの言動に加え、体感できる経済発展、貸与される武器装備の進歩、勇ましく粉飾され、または規制されたニュースと反日教育などで燃え上がる単細胞な解放軍には足元が見えていません。
反日と言う負の想念なしには兵士も人民も団結しない国なので、煽るしかなかったのですが、その結果彼らは戦争しないと追い詰められる、メンツがつぶれる、日本が攻めてくるという恐怖と憎しみを原動力としています。
さらに日本に勝つことが、歴史ある民族の一員であることを実感させ、アイデンティティを充足させる唯一の方法であり、これが今の行き詰った共産党にとっては最高の批判かわしなのです。
そのような状況で中国がここまでやった上でそのメンツを保つためには、
1 この識別圏内を通過する海自や海保、又は日本国籍船舶に、日本が反撃に至らない程度の最小限の攻撃を加え犠牲を出させた上で勝利を一方的に宣言し、
2 武力的優位を国内外に示し、人民の溜飲を下げさせると同時に、
3 攻撃が終わったら直ちにアジアの平和を訴え和平工作に移る。
・・・これしかないはず。
本格的局地戦になってしまえば、一人っ子軍隊の解放軍は戦死者を出した家系は基本的に断絶します。艦船丸一隻でも犠牲者が出てしまえば、世間の注目を引く遺族が騒ぎ出すうえに、被害の規模が大きいほど十分な補償ができません。そのニュースは民主活動家を勢いづかせ、各軍区の兵士に命を懸けて党のために戦うことの無価値を再確認させることになります。
だから、日本が反撃をあきらめる程度の最小限範囲の限られた時間内の攻撃に止め、ヤリ逃げ的に迅速な戦局収拾が可能か否かがカギとなるのです。
これが中国人の面子の立て方です。勝ち方や規模がどうあれ、「勝った」と言う小さな事実さえあれば、あとは事実を作り、歴史も作れることは、日本相手の南京虐殺狂言で実証済み。
この計画を完遂する為、中国側がすでに実施しているであろう計画は?
それに対し、日本はどう対処したらいいのか?
ちょっと「坂東学校」設立準備もありますので、本日はこれまで。
http://bouhan1.org/index.php?%E5%9D%82%E6%9D%B1%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E7%84%A1%E6%96%99%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%82%AC%E3%82%B8%E3%83%B3
続きは次回またお伝えします。