みなさん、こんにちは。 

今日はちょっとだけフライング気味の記事を。

北朝鮮がかなりやる気満々のようですが、果たしてどこと戦争を始めるのか? 

これほど敵がどの国かわからないキチガイじみた戦争準備は人類史上初なのではないでしょうか。 

ただ、この戦争、海を越えてのミサイル発射は飾りか合図か、北朝鮮側はどうも陸上戦を主体に考えている模様。 

テレ朝 「ミサイル“発射新兆候”か…民間予備兵に銃・実弾も(04/09 11:46)」http://news.tvasahi.co.jp/news_international/articles/000003352.html 

普通に考えて、海を越えてミサイルを飛ばした後、矢玉の戦いをするということは、複数の国を一気に敵に回すことにつながりますし、そんな戦争に反対する反乱分子にまで銃がいきわたるということは、今の北朝鮮にはあまりに危険な気がします。

 私は、北朝鮮の敵とする国は、実は中国ではないかと見ています。 

なぜか?  チャンネル桜の討論番組でもちょっとだけお話しましたが、結論から申し上げますと、私はこの北朝鮮の態度は瀋陽軍区の後ろ盾と援助があるからだと思うのです。 

では、中国は解放軍瀋陽軍区を通じて北朝鮮を支援しているのか? 

そうではないように思います。 

以下の点から、瀋陽軍区反逆の可能性があります。 

● 漢民族に虐げられてきた朝鮮族の比率が高い瀋陽軍区上層幹部はすでに北朝鮮側有力者とも姻戚関係がある。 

● 瀋陽軍区はこれまでにも脱北者の確保と人身売買など北朝鮮側の組織との商取引や、資金提供などの共通利害がある。 

● 胡錦濤 - 金正日時代には、楊斌の関係はあっても金正日が何度も列車で中国訪問を繰り返していたが、習近平よりはるかに年下で弟分の金正恩は全くあいさつに出向いていない。

(中国と北朝鮮の関係については、以前私の有料メルマガにてご紹介している「楊斌」の件があります。 

「Vol.0075  故 金正日の養子、楊斌 1」 http://foomii.com/00009/201201101111067642 

「Vol.0076 金正日の養子、楊斌 2」 http://foomii.com/00009/201201170700007742 ) 

● 中国では新兵器ができると広東軍区か南京軍区に最優先で配備するが、瀋陽軍区には配備されたという話がほとんどない。 

● 北朝鮮側国境内の一部には日中から軍服姿の解放軍兵士が市場などで普通に買い物をしている姿があるとの情報あり

 ● 軍区の制御不能事態など中国はメンツにかけても報道できない。

などの理由から、私は北朝鮮が瀋陽軍区と共に「新朝鮮共和国」みたいなものを画策しているのではないかと感じるのです。 

北朝鮮の先日の核実験では「核爆弾の小型化を成し遂げた」とされていますが、その技術は北朝鮮独自ではありえないと私は思いますし、実験するにも莫大なカネがかかるわけですが、その金と技術は誰が出しているのか? 

中国側は先日の北朝鮮核実験について、全く把握していなかったという、兄貴分としては面子丸つぶれな発言をしており、また全く同情の余地も示していないことなどからも、本当に中国も知らなかったと思えるのです。 

瀋陽軍区に限らず、解放軍の各軍区は今や様々なビジネスとこれに絡む利権を持っていて、莫大な上がりを確保していますが、これが各軍区の争いのタネになりますし、この利権を確保するための人脈が中央で対立するのです。 

だからこそ、北京オリンピック、上海万博、共産党大会、そして先日の全人代も、かなりの規模による切羽詰まった現場警備がなされていたのでしょう。 

 中国としては、これ以上北朝鮮を放置できない。

 北朝鮮からのミサイル発射が認められたら、国際社会における面子のため、平和を求める大国のイメージ作りのため、また実質的北朝鮮支配のために、国境を越えて短期決戦に踏み切る心積もりが、こちら↓の動きからも見えるような気がするのです。


上記記事翻訳文や詳細は拙有料ブログ


にてご紹介しておりますが、中国側も新体制になり疑心暗鬼。 

しかも現在各軍区から派遣されて北京を守っている部隊も、「親胡錦涛派」人脈で固めていたはずで、首都警備部隊の大規模入れ替えはまだ報じられていません。

習近平から見ても信頼できないと思います。

 北朝鮮の狙いが何かに関わらず、中朝戦争になる確率は高く、瀋陽軍区の動きは要注目でしょう。 


(今日はちょっとだけアップの方法を変えております。
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