みなさん、こんにちは。
7月9日から開始される外国人住民基本台帳制度と、これに伴う在留カード発給について、今日も動画でお楽しみ(お怒り?)ください。

「外国人住民登録制度のおとし穴」


ユーチューブ
① http://www.youtube.com/watch?v=HZ4E6-7O4tM
② http://www.youtube.com/watch?v=k_aJTalohOs


ニコニコ動画
① http://www.nicovideo.jp/watch/sm17884061
② http://www.nicovideo.jp/watch/sm17884195


②では、在留カードのリーダーについてお話ししていますが、誤解のないように申し上げますと、実は現在に至るまで、警察官は職質した相手が外国人登録証明書を提示した場合、
その真贋を判別するのは、警察官の目以外にないのです。
わかりやすく言うと、そのカードが本物かどうかについて、警察官はその外登証の一連番号などから照会をかけるのではなく、カードの見た目で判断しなくてはいけないのです。
何とも原始的なお話でしょ?

そりゃ通訳捜査官や警察の公安が見れば、そこははっきりとわかりますよ。
でも交番のお巡りさんはあくまで経験で見るわけで、だまされることだってある。
なぜ同じ警察組織内で公安捜査官は刑事や交番勤務陰にその決定的な見分け方を教えないかと言うと、これも徹底した情報管理のため。

この見分け方が警察や入管以外に知れ渡ると、見分けのつかない偽造品が出回るからです。

しかし現在の偽造外登証はすでにかなりの高レベルに達していて、今やホログラムまで入っているので、私でも騙されそうになるほど。


ここまで大手を広げて中国人を中心に受け入れている今だからこそ、この在留カードについても、警察官が現場で正確にその真贋を見分けるための何らかの手が必要なのです。

そこで当然思いつくのが、在留カードに埋め込まれているICチップの読み取り機(リーダー)なのですが、これを各警察官が持ち歩くことは管理面などから、なかなか難しいでしょう。

在留カードの一連番号による照会が一番合理的なのですが、同じ警察組織内の免許センターで情報を管理している運転免許証による人定照会とは違い、警察と法務省が組織を超えて照会と回答をやりとりするのは難しい。

現在に至るまで警察署の警部クラスに聞いてみても、そんな話はありません。

早い話がこの新制度、不法滞在者を一番発見しやすい交番勤務員の警察官が、その真贋を見極める方法を持っていないのです。

ICチップは偽造不可能とはいっても、それは機能であって、見た目にわからない「なんちゃってICチップ」は偽造されないはずがない。
機能が備わっていなくても、それをリーダーにかけるまではバレないのですよ。


管理しやすくなるのは真面目な外国人が届け出た情報だけ。
一番管理すべき犯罪予備軍は引っ越ししたからっていちいち届け出なんか出しませんし、実際に偽物の外登証が警察官に見抜かれなければ全く問題なく生きているのですから、外国人問題はICチップで改善するような話ではないのです。

何よりこの新制度、写真さえついていない保険証を中長期滞在の外国人に配るそうですが、彼らは日本の保険制度を支えるほど払い込みません。
保険証を使って医療サービスを受ければ、外国人なんですから後は帰国します。
滞在し続ける外国人だって支払い続ける保証はありません。
日本人だって払っていない人が多いのですから。

それどころか、身分をなりすまして来日し、医療サービス目的で滞在、完治したら帰国する外国人も、これから増えてくるでしょう。

割を食うのは彼らの医療費を実質負担することになる日本国民なのです。
このままでは日本は福祉貧国になります。