みなさん、こんにちは。
とうとう釈放してしまいましたよ。体当たり船長。
日本はすでにぼろぼろです。ぼろぼろにしようとした政治家を私たちが選んだのですから仕方ありません。
日本人は局面ごとに勝ちを狙いますが、中国は最終的勝利を目指しているのですよ。

今回の事件は、最初から仕掛けられています。そして日本は最初から負けています。
ちょっと長いのですがどうぞご覧ください。


まずおかしいのは、船長の態度です。
これは私も事件当初から有楽町駅前での演説で、またブログでお伝えしていましたが、http://www.youtube.com/watch?v=nmF9xwJOx18

何がおかしいか、皆さんお気づきでしたでしょうか。

私の経験から言うと暴れる被疑者(犯人)というのは、必ず取調べでも暴れるものなのです。
しかし今回逮捕された船長は海保艦艇に体当たりまでしておきながらおとなしく取り調べに応じています。
これはなぜか。

体当たりは逃げるためではなく、最初から逮捕してもらうためだからです。
逮捕されて尖閣の領有をアピールするよう、共産党とつながった工作員なのです。

これをフォローするために、中国は徹底して強気の姿勢を示しましたが、これは船長のためではなく、来年6月17日に計画されている全世界の民間中華民族団体の尖閣諸島集団上陸を盛り上げるためなのです。
「安心して上陸しろ。中国は中華民族のために徹底フォローする!」と言う、メッセージなのです。


しかし中国は中国で危なかった。

白樺油田の機材搬入、レアアースの禁輸を実施、さらには円高操作までにおわせて、短期決戦に踏み切ったほど、短期決戦でなければ、中国もやばかったのです。


すでにお伝えしている通り、中国国内には人民解放軍の8割を掌握している習近平をトップとする「太子党」と、これを支持する利権こってり権力がっちりの長老幹部が、軍拡より「公民の尊厳」で推し進める胡錦涛現政権を固める「青年団派」に鮮明に対立しており、反日デモの中核ともなっているまだ若い下級退役軍人が太子党ルートの指示で動きかねない現実があります。


中国警察は日本大使館前で中国国旗を揚げるデモ参加者の国旗まで奪ってデモの過激化を防いでいます。
それほど現政権はデモの暴徒化を恐れていたのです。


今回の尖閣事件の計画自体、中国の綱渡りであり、胡錦涛の賭けだったのです。

もし日本が頑張りとおし、燃え上がる国内の反日デモが制御不能となれば、どうなったでしょうか?
実は民衆の不満をバックに、現政権に対立姿勢を示している太子党が、軍を動かすかもしれなかったのです。

政治主導で軍を動かそうとしても、すでに解放軍は堂々と胡錦批判をしていますから、どう動いてくれるのか分かりません。
下手すると同時にクーデターが起こって、尖閣占領で民衆を納得させて基盤を作る新政権が出来上がるかも知れなかったのです。

対する日本は粛々と法にのっとり事件を処理するとは口ばかりで、国民がしゅくしゅくと泣くはめに。
さすが勘違い甚だしく勘が狂って韓に謝った菅Soryy政権、今ごろはどういう口上で謝ろうかと思案中のはず。

はっきり申し上げます。
おそらく彼は、尖閣を確保しながらどうやってことを丸く治めるかを考えていると思いますが、中国は丸く治めようと思っていませんから、無駄です。
しばらくの間レアアースは、良くても特別高価格で「お恵みいただく」立場となります。


釈放が決まった本日2日目には、すでに中国側は賠償と謝罪を要求し、
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010092500060
白樺油田は採掘に向けた動きを再開しています。
http://www.asahi.com/international/update/0924/TKY201009240502.html

今後は尖閣への関与を断念させるでしょう。

中国はすべて計画済みです。失敗しても違う手まで考えているのです。

来年6月17日はそのひとつに過ぎません。
しかも日本では報道されていませんでしたが、中国のディーゼル明級潜水艦がすでに九州南の大隈海峡を通過していたことが、日本のP3C哨戒機によって確認されており、軍の動きも活発だったことをうかがわせています。
これは情報の逆輸入で、まったくなさけないことに、日本のマスコミは報道していません。
http://www.wforum.com/news/headline/newsViewer.php?nid=22380&id=31103&dcid=8


一方日本政府には、いや、私たち日本人自身に計画がありません。
だから民主を選んでしまうし、正邪を判断する検察までもが政治判断をするに至るのです。
政治が狂えば正義が狂う。今後裁判に勝つのは正しいものではなく、強いものです。強盗が勝つのです。

元刑事としてこれほど頭に来ることがあるでしょうか。


民主を政治に送り込んだ段階で、国民が日本を滅ぼす結果が見えているので、最初から負けていたのです。
船長を起訴して有罪判決を下したとしても、勝つ計画を立ててそれに沿っていなければ、最初から勝てないのです。

釈放の報に日本人のブログでさえ「ウヨは怒りに燃えているが、日本が火の海になったら誰が同じことをいえるのか?これでよかったのだ」と言う意見がありましたが、世界中の独立国家は常にその覚悟を持って存在し続けているのです。その現実が分からないで世界を語る夢国民が多いから民主が政権をとったのです。

私たちは話し合いの通じない、勝つかまけるか、生きるか死ぬかの現実世界の中華外交に応じなければいけないのですよ。

ドM国家小日本に、この先何が起こるのかについては、拙著 にございますので、機会がありましたらどうぞご覧ください。