『日展』入選!プロジェクト☆ | 書家 紫花の 『薫る書』

『日展』入選!プロジェクト☆

みなさん、『 日展 』 を観に行ったことありますか?



日展は、日本を代表する美術展覧会の1つ(「日本美術展覧会」の通称)で、


昨年、開催100周年クラッカーを迎えた、伝統のある展覧会なのです。


全国規模の公募展覧会の中では、最高の権威です。



第一科 日本画

第二科 洋画

第三科 彫刻

第四科 工芸美術

第五科 書



それぞれの科に属する、第一線で活躍している、


また、これから活躍するであろう芸術家たちの作品が 


ドーン打ち上げ花火 と飾られます。


芸術の秋の、大きなイベントのひとつです。



さて。


今年の「日展」は、10月31日(金)~12月7日(日) で、


六本木の国立新美術館で開催されます。


私は、今年で3回目のチャレンジあせる作品制作が始まりました~メラメラ


「日展」に入選するには、それなりの鍛錬が必要です。


締め切りは9月末。それまで、ひとつの作品を何百枚も書き


一番出来の良い作品を一枚だけ、提出します。


「日展に入選」できれば、その世界で、箔が付く


これから起業しようとしている私には、あったら嬉しいブランド力合格


ただ・・・


それに、出品するだけで、出品料+指導料+紙・墨・筆代+雑費で


10万円以上かかるのです叫び


もし、入選を逃したら、かかったお金は、さようなら~しょぼん


でも、目標を持って取り組むということの大切さ、それで得たものは


何にも変えがたいものになります。


しかーし。


日ごろの生活の中で、集中して作品を書く環境を整えるのは


とても難しい。



そこで、毎年、合宿に参加します。


合宿って、何するの!? と驚かれますが・・・


私の所属している会が、毎年夏に開催する「夏季練成会」というやつで


ある場所(毎年変わります)に、全国にいる会員の


希望者300名ほどが集結。


ホテルに泊まりこみ、大広間を借り切って


朝から晩まで作品を書き続ける、というイベントです。


練成時間は、午前・午後となりますが、夜も会場は開放されているので


日展出品者は大体、そこで戦っています。


荒行に近いこのイベント、そう、自分との戦いなのです。


会場には老若男女が、それぞれの課題を、一心に書き込みます。


といっても、集中力は、そう長時間はもちません。


集中力が切れると、人が書いているのを眺めたり、先生に指導を受けたり


墨を磨ったりし、また作品書きに戻ります。


真剣に書いている横で、人がうろついていたり、じーっと見ていたりします。


そんな中で自分を保つのも、これまた大変です。


同じ作品を、何十枚も、何百枚も書き続けるには


中力・精神力が必要なのです。


以前は、合宿にいっても集中して作品が書けるわけがない!と思い


参加していませんでした。


ところが、参加してその必要性を実感ビックリマーク


周りの環境に惑わされず


心を保つ集中力と精神力が養われるのです。


それと、もうひとつ。


参加者の熱い思いや精神性に、かなりの刺激を受けることが出来ます。


一昨年、私の隣りで、70歳を越した小さなおばあちゃんが


大きな作品を、びっくりするくらいの力強さで書いていて


見とれてしまいました。


以前から、その方の作品は拝見していたのですが


ご本人が書いている姿を見たのは初めて。


すごい!年をとってもこんな風に力強い字が書けるといいなぁ~と


とても感動したのでした。


(そんな尊敬する方からその後の展覧会で、

『あなたの作品好きなのよ、ぜひ頑張って!』

といってもらえたときは、泣きそうなくらい嬉しかったです)



合宿終了後は、人としてひとまわり大きくなった自分を感じながら


締め切りに向け、自宅でさらに書き込んでいきます。


というわけで、今年も参加したかったのですが・・・


起業塾の講義と重なってしまった~あせる


塾の課題と作品制作の両立を余儀なくされ


かなりピンチドンッな感じですが


スケジュール管理、気持ちの切り替えをしっかりし


臨みたいと思っていますアップ



がんばるぞ~メラメラ