2005-12-14 23:18:34

日本一まずいラーメン屋『彦龍』

テーマ:微グル

「日本一まずいラーメン屋」
店名:彦龍

業種:ラーメン/中華
住所:東京都文京区千駄木3-42-8
営業時間:10:30~13:30/18:00~23:00
定休日:不定
席数:7席



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ラーメン屋『彦龍』名言集
「スープは煮込まない。ガス代がもったいねえだろ!!
「この世に仕事は飲食店かサラリーマンしかねえんだよ!!
「オレは断言できる。世の中の女はみんな横浜中華街が好きだ!!
「お前はテレビに出たんじゃねえ……。テレビに写っただけだ!!
「水だけの客からは20円もらうぜ
「オレは面白いからモテるんだよな
「勉強してオレみたいになれってんだ!!
「彼女いるよ。会ったことねえけど


●そんなラーメン屋『彦龍』へ行こう!!

 料理だけにいえることではないが、質より量という人もいれば、
量より質という人もいる。私の場合、25歳までは質より量だったが、
それ以降は量より質という考えに変わった。


並の味で大盛りの料理より、
少量だけど美味しい料理を求めるようになったのだ。
もう胃袋が若くないという理由もあるが、暴飲暴食をしてきた若い頃の反動か、
美味しくて健康的なものを身体が求めているのかもしれない。


 前置きが長くなったが、もし「大盛りだろうが小盛りだろうがマズい料理」を
作るラーメン屋があったら、あなたは行きたいと思うだろうか。


私は決して行きたくない。

でも行きました。


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 日本一まずいラーメン屋と称する『彦龍』へは、
徒歩でJR西日暮里駅から15分かかり、千代田線千駄木駅からは10分かかる。
下町の一角に位置するその場所は、大通りでも商店街通りでもない路地である。
この地域の住民でない限り、『彦龍』を偶然でも見つけるのは至難の業だ。


というよりも、誰も歩かないこの路地でラーメン屋を開店しようという
店主の度胸は、なかなかのものだ。まあ、それくらいの度胸がなければ、
日本一まずいラーメン屋と自負できまい。


 『彦龍』の暖簾を割るには、路地を探し出すという
ハードルをクリアするだけでは叶わない。公表されている営業時間は、
ランチタイムが正午から13時で、夜は18時から21時である。
その営業時間に行っても開いていないことがあるのだ。
あなたの腕時計が壊れているわけではないから、腕時計と睨めっこする必要はない。


 開いていない原因は、パチンコである。店主である原氏(以下、マスター)は、
朝からパチンコ、昼間にパチンコ、夜もパチンコという生活になっている為、


パチンコが儲かると営業時間を無視して、ずっとパチンコを打っているのである。


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 また、もうひとつハードルをクリアしなくては、
日本一まずいラーメンを口にすることはできない
(口にしないほうが良いという考えもあるが)。

営業中に雨が降ると、有無を言わさず閉店である。

つまり朝から雨が降っていると、その日は定休日となる。

なんとも気まぐれな定休日だ。
 
マスターがパチンコで負けて、さらに雨が降っていなければ
『彦龍』の暖簾を割れる
ということになる。


●ヘビのダシ入りラーメン
 週間天気予報であらかじめ天気を調べ、晴れの日に行くと決めておいた私は、
天候にも恵まれたが足取りは重く、『彦龍』へと無事に辿り着いた。
ここから先は無事でいられないのは確定している。
まるで絞死刑の階段を登るかのようである。


……はぁ。


 店内に入ると間髪入れず、マスターがこちらの顔を睨みつけてくる。
初めての客か、何度も来店している客かをチェックしているという。
マスターは私の顔を覚えていたらしく、
よう!! お久しぶりじゃないの♪」と陽気に話しかけてきた。
私は『彦龍』に何度か友達と肝試しで来店したことがあるから、
憶えていてくれたのだろう。


 カウンター席しかない店内は、7人が座ると満席になるほど狭い。
店内は来店した芸能人のサインだらけ。マスターと芸能人が一緒に写っている、
拡大された写真も貼られている。ちなみにそれら写真は、
ポスターとして1枚150円でマスターが勝手に販売している。
もちろん、芸能人にもプロダクションにも承諾は得ていない。
しかし芸能人の皆さんは安心してほしい。誰も買わないから


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 さらにまじまじと店内を見渡すと、何か足りない気がした。
何かが……、そう!! ヘビだ。いつも店内の水槽に飼われていた、
黄色のヘビがいないのである。ヘビの抜け殻をサイフに入れておくと、
パチンコに勝てるとマスターが言っていたのを思い出した。


死んでしまったのだろうか


清酒の空きコップにお冷を入れて持ってきたマスターに、
ヘビについて聞いてみると、別にたいした事ではなかった。
冬が近くなったから、店の奥で飼っているのだという。


 するとマスター、何を思ったのか奥の部屋から
ヘビを素手で鷲掴みにして持ってくるではないか!! 
「い、いや、持ってこなくていいですよ!! 噛まれますよ!!」と、
遠まわしに早くヘビを戻すように促すが、私の言葉は無視。
マスター曰く「ヘビだからそりゃ噛むだろうよ!!」。


誰だってヘビが噛むのはわかる!! 


「噛まれまくったけど慣れちゃった♪」とマスターは言うが、
私は噛まれることに慣れたくない!! それでもヘビをダッコすることを
強要してくる。「噛まないから噛まないから噛まれても痛くないから」って、

噛むの噛まないのどっち!?


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 一悶着の末、なんとかヘビを戻してもらい、
さっそくまずいラーメンを注文することにした。
『彦龍』には結構豊富な品揃えがあり、麺類から飯物、
そしてカニ玉やマーボー豆腐などの一品料理まである。
今回私は、ビートたけしが「キムチをドブに捨てたような味」と言い放った
最高にまずい特製彦龍ラーメンと、自家製餃子を注文することにした。
「あいよっ♪」と威勢のいいマスターの掛け声と共に、
テキパキとロボットのようにラーメンを調理し始める。


 麺やら具材やらを素手で掴んで調理しているマスターを見て、
ふと不安になった。ヘビを握ってから手って洗ったっけ?

……ヒトコト言うべきかどうか迷ったが、
ここが日本一まずいラーメン屋と知って来店しているのだ。文句は言えまい。
ここで「マスター、ヘビ握った手で調理しないでよ~♪」と
優しく注意をしたとしても、「ヘビのダシが効いてて美味いだろ」と
言われるのがオチである。……が、やはりヘビラーメンはつらい!! 
我慢ならず「マスター、手って洗いましたー?」と言ってしまった。


そしてマスターの一言
このヘビには毒はないから大丈夫ヨ~ン♪」。


●日本一危ないラーメン
 満面の笑みで「はいおまちどぉ~♪」と、カウンターテーブルに
特製彦龍ラーメンを置くマスター。私は、このラーメンの味を知っている。
なぜなら、すでに前述したように、肝試しで何度も『彦龍』に
来店したことがあるからである。
なので、このラーメンが死ぬほどまずいということも当然知っている


 しかし、今回はいつにも増してまずかった

いや、危険だった。口直しに特製餃子を食べようとしたが、


真っ黒こげ


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マスターは手作り具材を自慢するが、
具材以前の問題といえるだろう。
しかしマスターの手前、
食べないわけにいかないので一口食べてから、
口直しにまた特製彦龍ラーメンの味付け玉子を食べる。


あ、悪循環!?


 この文章を読んで、是非とも『彦龍』に行きたいという
自殺願望者のために、「思いとどまって!!」という念を込め、
今回食べた特製彦龍ラーメンと餃子について、
いくつか問題のあるポイントをわかりやすく解説していくとしよう。


<味なし味つけ玉子>
表面の色は醤油色をしているものの、味はまったくなし。
ガス代がもったいないのであまり煮込んでいないためだろう。

<崩壊するメンマ>
バラバラッとすぐに舌の上で砕け、妙な風味が鼻にまで達してくる。


<ぬるぬるナルト>
たまにぬるぬる。


<変な味のチャーシュー>
意図的にまずくしたというなら理解のできる味だ。


<1日放置した麺>
わざと1日放置していると彦龍の店主自ら語っていた麺。
つまり普通に考えると「賞味期限を1日オーバーした麺」か?
「1日放置することでコシがでるんだよ!! オレが発見したんだうへへ
とのこと……。


<ドブ風味のスープ>
ビートたけしが「キムチをドブに捨てたような味」と言ったスープの味。
確かにその通りだ。ニンジンやネギなどの野菜と、豚と鶏の骨をベースに
スープが作られている。あまり煮込まず、すぐにスープとして店に出す。
煮込まない理由は店主曰く、「煮込んでも無駄!! ガス代がもったいねえ!!
だからだそうだ。


<特製餃子>
別名、ブラック餃子。意味もなく強火で焼くため、真っ黒コゲな。


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▲ダウンタウンラーメン。変な塊はミンチ状の何かの肉。


●ピロートーク&カレンダー販売
 まあ、それらのまずい料理を堪能しつつ、どの時点で食べるのを
やめればいいか悩んでいると、店主は必ずといっていいほど、
過去に付き合った女性たちとのデート写真アルバムを見せてくる
いちいち、どの写真がどういうシチュエーションで撮影されたものかを
解説してくるのだ。「これはエッチしたあとに撮った写真だ
これは風呂上りに撮ったんだ」といった具合である。
こんな写真を見せられても、何とコメントしていいのか迷ってしまうが、
まあそこはうまく受け流すしかない。ちなみに、
マスターは18歳以上で美人であれば、誰とでも付き合いたいという。
マスターと、次のような会話をした事がある。


店主  うへへ。今、テレビ局の人に恋してんのオレ♪
筆者  ゴフッ!! ……えっ!?
店主  テレビに出たとき、スタッフを好きになっちゃったのよ。
     西田美央ちゃん(仮名)っていうんだけどね。
筆者  えぇ!? かわいいんですか?
店主  かわいいというかねえ……。最初に会った時は何も思わなかったんだよ。
     撮影のとき、オレのいつも飲んでいる缶コーヒーを買ってきてくれたのよ!
     「オレの好きな缶コーヒーを覚えていてくれたのか!」って思ったとき、
     一気に好きになっちゃったね。
筆者  へぇー! マスターもやるなあ。アプローチしたんですか?
店主  アプローチしたよ。なにげなく、「美央ちゃんみたいなコが好みだなあ」
     とか言ったりしたんだけど、笑ってごまかされちゃったよ
筆者  すでに彼氏がいるとか?
店主  他のスタッフに美央ちゃんのこといろいろ聞いたんだ。彼氏はいないみたい。
     でも、50過ぎの男がプロポーズしてもなあ。恥ずかしいよ。
筆者  でも、彼女にしたいんですよね?
店主  してえよ! また会いたいなあ。 セックスしたい。なんちゃってな!!!!


 ……と、とんでもないピロートークである。
女性が同席していなかったのがせめてもの救いだ。


また、店主は彦龍に来店し有名人のサインを自慢するクセがある。
サイン当てクイズのはじまりだ。誰が書いたサインか、
店主の指差すサインの書き主を当てなくてはならないのである。
店主がお気に入りなのは、渡哲也のサイン
パッと見、よくわからない筆跡を崩した書き方なのが好きらしい。
もし、そのサインが渡哲也だとわかったとしても、知らないフリをしよう
当てるとマスターが不機嫌になる


 サイン自慢が終わると、次はカレンダーの販売が始まる
少しだけ前述したが、マスターは『彦龍』に来店した有名人と一緒に写真を撮り、
それをコンビニでコピーして勝手にポスターやカレンダーを作成している。
1枚150円で販売しているのだ。なんとも微妙な肖像権侵害である。
ちなみに、3枚購入すると400円になってお得だ。


 この有名人写真のカレンダー化を恐れて、撮影を拒否した芸能人がいるらしい。
堂○剛だ。店主がいくら頼んでも、かたくなに写真撮影を拒んだそうだ。
それは賢明な選択であるといえよう。原千晶にも撮影を拒まれたと言っていたが、
勝手にカレンダー化して売られるわけだから拒否されて当然である。


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●彦龍の精神
 ここまで読んで、マスターの人物像が見えてきただろうか。
スープはガス代がもったいないから煮込まない。
麺はわざと1日放置する。なぜか餃子を黒コゲにする。勝手に芸能人のカレンダーを作る。
……など、飲食店らしからぬ行為ばかりという印象が残るはずだ。


 しかし、確かにラーメンはまずいが、自分なりのポリシーを
持って生きているマスターは魅力的。私がこの『彦龍』に通うのも、
仕事というのもあるとはいえ、マスターの人柄がとても好きだから。
ラーメンを自分ではとても美味しいと思っている天然さ。まさに自由奔放、
自分勝手、順風満帆である。


 『彦龍』へ興味本位で訪れるお客さんも多いが、
マスターに会いたいという理由で常連になる方も多くいる。
ラーメンの味は確かにまずい。しかし、そんなマスターのオイシイ味に
惹かれる常連のひとりになってみるのはどうだろうか?

 寒空の下へ出て腕時計を見ると、ラーメンと餃子だけで2時間も
『彦龍』で過ごしていたようだ。次はいつ行こうか。
少なくとも胃腸の調子が良いときにしておこうと思う。


●おすすめメニュー
特製彦龍ラーメン 750円
ビートたけしもお墨付きの、糞まずいラーメン

帰宅後、腹痛にならなかったら運が良かったと思おう。


ダウンタウンラーメン 650円
ダウンタウンと名前をつければ

ミーハーが注文するという理由で誕生したダウンタウンと関係のないラーメン


ホームページラーメン 1500円
とにかくしょっぱくて辛い、肉とショウガがたっぷりのラーメンである。

とても高額であり、とてもまずい


アホ汁 50円
この世のものとは思えないすさまじくまずい汁である。

『彦龍』で最もまずい吐き気をもよおすスープである。


ズァー麺 600円
『彦龍』で一番まずいとされる、究極の糞ラーメン

塩ラーメンのような透明なスープだが、味の酷さは未知数


ここでひとつ、注意点を。
『彦龍』で「おいしい」は禁句である。
店主自身が
「ウチのラーメンがおいしいと言われたらおしまいだ!!」
「まずくて助かった」
とうくらい、
まずさをウリにしているからだ。
なので、
営業妨害や名誉毀損にはなりません!!


最後にマスターのコメントをひとつ。
本当にまずかったら10年も店もたないよ!!


うまいのまずいのどっちだよ!!
……まずいけど。




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