[ヤバいカレーばかりの喫茶店]
店名:カフェ・ラティーノ
業種:カレー&コーヒー
住所:東京都墨田区東駒形1-12-10
営業時間: 11:30~14:00/17:30~24:00
定休日:不定休
席数:約20席(テーブル約20席)

●激ヤバカレーを召し上がれ
 世の中には、独創的を飛び越えた、危険的なカレーが
存在するのである。そんな危険的なカレーを提供しているのが
『カフェ・ラティーノ』である。

 お店は住宅街に位置し、とっても閑静な雰囲気が
漂っている地域だ。19時頃に店内に入ると、私以外の客は
誰もいなかった。店主なのか、男性が一人私に対応してくれた。

苺カレー 800円
あんこカレー 700円
さんまカレー 800円
人形焼きカレー 750円
アイスクリームカレー 750円

 マジでヤバイなぁこりゃ……。胃腸薬を
持ってきたほうが良かったかなぁ。

店主  いらっしゃいませー。
筆者  あのー、電話で苺カレーを予約していた者ですが……。
店主  あー、はいはい。
筆者  作れますか?
店主  ……えーと、はい作れますよ。
筆者  じゃあお願いします。
店主  ……は、はい。

 ……じ、自信なさげなトコロか気になる。

実は、数日前にこの店に電話をし、
料理を予約していたのである。
しかし、本当に私が注文したかったものは、
苺カレーではなかった。私が本当に注文したかったカレーは、
さんまカレーだ。他にあんこカレーも注文したかったのだが、
まずは苺カレーで様子を見てから注文しようと考えたのだ
(注文する勇気が出なかったという説も……)。
まあ、苺だってさんまと同じくらいカレーに入れるのは
不自然な食材だし、普通に考えて、
とてもヤバイ味になっている可能性は大だ。

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●芸術的美味しさ
 苺カレーは、注文をしてから完成まで20分もの時間を要した。
しかし、私はそのカレーを目の前にして、感動してしまった!! 
なんと美しい盛り付けだろうか!! 
まるでヒマワリのように苺がスライスされて、
ライスに盛り付けされているではないか(写真参照)。

 あれ? ということは、カレールーの中には
苺が入っていないのだろうか? 
いやいや、しっかりと入っていた。
しかも、まるごと固形のまま、大きな苺が4つも
ゴッソリと入っていた。ここではじめて、
私は20分間も調理に時間がかかったのか気がつく。
苺がジャムのように柔らかくなるまで、
グツグツと煮込んでいたのだ。

 そしてなにより驚いたのは、苺とカレーの絶妙なマッチである!!
苺のさっぱりとした甘さが、カレーの辛さを
より強くパワーアップさせているのだ。
これは美味しい!! そして、煮ていないスライスされた
苺がとても冷たく、口の中で辛さを軽減させてくれる。
素晴らしい!! ディ・モールト(非常に)素晴らしい!!

 こんな素晴らしい微妙な料理を堪能してしまったからには、
『カフェ・ラティーノ』のカレーを「危険的」と表現したことを、
撤回しなくてはならない。この店のカレーは、
美味しい芸術的なカレーなのだ。






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