犬と学ぶ、犬と生きる
JDAドッグトレーナーの
大山ひとみです。
本日から新たなドッグセラピーがスタートします。
「セラピードッグに向いている性格や犬種はありますか?」
というご質問をよく聞かれます。
セラピードッグといってもいろいろな活動があり過ぎてお答えに困るのですが、私の実施しているドッグセラピー、エデュケーションのセラピードッグ基準のひとつで言うなら
【NO!という言葉で育ててられていない】
という事です。
※命の危険が及ぶ状況ではこの限りではありません
でも…
「どんな状況でも人は我慢?」
ということではなく
ここは重要なポイント❣️
NOという言葉を使わないだけで
してはいけないことを伝えることは必須です。
犬のNOは受け止めて
私のメッセージは送ります
ここでも重要なポイント❣️
犬は迎えた時からサインを出し始めます。犬の問題を作らないためには、そのサインを見逃さず早期の発見と関わりが必要です。
犬からの様々なサインを見つけたとしてもどう関わればよいのでしょうか。
現在は「良いところを誉める」といった陽性強化が支流です。
犬の能力で出来ないこと、苦手なことは、それ以上関わらない、いいところを見つけて褒めてあげる、という方向に行きがちです。
しかし、出来ない事、苦手なことをそれ以上させないというのは、とても恐ろしいこと。
関わる人達はそこは出来ないと確かめているのでしょうか。
もし、確かめないまま「犬が可哀想だから」という理由で苦手なことを学習させていないなら犬の可能性を潰していることになるのです。
ある意味、人が問題を作り出していることにもなるのです。
例えば、唸る犬がいるとします。これを「よく唸る」と見るか、反対に「たまに唸る」と、見るかで犬への関わりは変わってきます。
現在の陽性強化のトレーニングは唸る事を注意・改善するのではなく、唸っていない点に注目してそこを褒めて強化するスタイルです。
確かに褒めて良くなることはあります。しかし、それでもたまに唸るという状況が何も変わってないとしたら、唸らない様な関わり、注意・集中力をつけさせないと問題は根本的に解決しないのです。
こうした問題が発生している場合の
褒めるだけの教育、陽性強化は臭いものに蓋。問題の先送りにしかならないのです。
よいところを伸ばして、いけない事は身につける。
これは犬だけに限らず、人の成長にも大切な事だと思います。
そして、もう一つ大切なこと。
セラピードッグのパートナーでもあるセラピストは必ず発する言葉と感情が一致していること。
ここが不一致だと犬、クライアントの目的を達成出来ない時間となってしまいます。
犬と学ぶ、犬と生きる
これが実現できるドッグセラピストは素晴らしいお仕事です。
2021年7月7日JDA豊中教室開校
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