劣等感の回復に欠かせないのは、まずは自分を好きになること。 | 読むカウンセリングセラピー

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沖縄からおはようごいます。比嘉倫絵です♪

 
今日も【読むカウンセリングセラピー・劣等感】について書かせて頂きます♪


「この自分の中にある劣等感は、他者と自分を常に比較しながら生きており、コンプレックスと嫉妬心を感じた時、暗く沈んだ気持ちになるようです。」と。。。
先日、劣等感を強く持った人の‘よくありがちな特徴’をお書きしましたが、


他者と自分を常に比較するようになった背景には、
他者と自分を常に比較されながら育ってきたり、
自分の容姿について酷い言葉を浴びせられたり、
あるいは在り方を真っ向から否定され、
「だからダメなんだよ・・・」等々言われ続けたり、


幼いころから、繰り返し、繰り返し、言われ続ければ、
周りを見ては自分の劣っている部分を見つけて、
自らがバツをつけ、卑下したり、
自己嫌悪に陥ったりするのも分かる気がする。


いつもいつも否定され続け、
「ダメダメ、ダメダメ」言われたら嫌な気持ちもするし、
心の中で「もう言わないで!」と悲鳴をあげたくもなるし、
自信を失くすのも無理はない。


こうした劣等感は育ちの中で作り上げられた背景があるのは、
なんとなく理解できるけれども、


何をしても褒められなかったり、存在を無視されたり、
かまってもらえなかったという経験を繰り返してきた場合もまた、


「ほらね、どうせ・・・」と、
卑屈な精神を抱き、強い劣等感へと変容していく。


劣等感の強い方のカウンセリングをしていても、
常に比較対象の人物がいるのが特徴でした。


他人を見ながら自分のダメを探して、
「自分は劣っている」「自分は価値がない」などと、
刷り込まれた思い込みは、すっかりコンプレックスとなって、
他人の目を気にしながら生活をしていくことになる。


普段から人一倍、
他人を気にしながら生きている中で、


イジメられたり、無視をされたり、
否定されたり、拒絶されたり、
異性と別れる事になった場合、
この劣等感から絶望を味わうケースも少なくない。


自分を信じている人は、
頑張って!頑張って!頑張って!
それでもダメだったら悲しみをバネに前を向いて歩いていけるけれど、


比較対象に他人がいる場合、
頑張って!頑張って!頑張って!
それでダメだったらどうやって生きていけばいいのか分からなくなる。


自分を信じている人は、
幸せそうな人を見た時、
「いいな~!よし、私も幸せになろう!」


綺麗な人を見た時、
「素敵~!私も綺麗になろう!」


頑張っている人を見た時、
「よし、私も頑張ろう!」等々、
とても前向きで健全な思考を持っているが、


人と常に自分を比べている場合、
反応した心はざわつき、
無視をしたり、攻撃的に何かを言ったり、
脅威を振いながら相手を妬んでしまうようです。


そして、自分は他者に劣っているとの思い込みは、
劣等感の強さと比例して、大きな恐れが伴っています。


その恐れが脅威的に見えたり思えたりして、
比較対象の相手を無視をしたり攻撃的になったりとするようですが、


たとえば、本人自身がすっかり自信を失っている「コンプレックス」の部分に焦点をあててみると、
本人の思い込みで自身の容姿や外見に低い評価を付けている場合が多い。


私から見たら、
時折ニコッとする笑顔がチャーミングだったり、
しぐさがしなやかだったり、
さりげないおしゃれに気を配っていたりと、
本人の思い込みとしか思えない程可愛らしい方が多い。


また、内面のコンプレックスに関しても、
劣っていると思い込み努力してきた分、
横柄ではないし、人に気を遣い、人に合せ、
協調性もあるし、誠実さもあるし、
あえて自分を低く評価してしまっているように思う。


実にもったいない!もったいない!


実際に劣っているわけではなく、
せっかく変わろうと努力してきた自分をも信頼できず、
自らがそう思い込んでいるだけで、
すっかり自信を失くしてしまっているのです。


過去の経験がトラウマとなり、
自分を卑下し続けた結果、
被害者意識も強くなって、
被害妄想も強くなって、


「やめてー!私の事をもうダメだなんて言わないで!!!」
と、叫びたくなる気持ちを抑える為にプライドで盾を張ってしまう。


虚勢を張り、壁を作りながら生きる人生はもったいないよ!


もしも、自分は劣等感を抱きやすいという自覚があるならば、
本気で自尊心の回復に目を向け、


私ってもしかしてまんざらじゃないかも・・・と、
自信をつけていったらいい。


外見に自信がないなら、
鏡の前に立ち、
立ち振る舞いや表情を練習してみたり、


痩せすぎていたり、
太りすぎていたりと
体系に自信がないなら、
欲しい体系になれるように努力をしてみたり、


内面に自信がないなら、
他者と比較するのではなく、
自分の心を成長させていったらいい。

 

長い人生を生きてきて、
誰だって一度や二度は挫折の経験をしてきたと思う。


挫折を味わった時に被害者意識をもって、
悲劇のヒロインや悲劇のヒーローになる事もできるけれども、


ならば・・・と、自分の成長に目を向け、
なりたい自分に成長できるように努力するという選択もある。


虚勢を張るプライドは、
他者に対しての攻撃性があるため、
努力をしても努力が報われない状況に陥った時に、
無意識に他者へのこきおろしが始まる事もあって、


そんな時は悲劇のヒーローや悲劇のヒロインが通用しなくなった時が多く、
他人を比較対象に自分を振るまっている姿は、
一見にして振り回されているように見えるけれども、


実は、弱い私やダメな私を象徴して、
他人に気を遣わせたり、
同情をしてくれるように仕向けたりと、
こちらが他人を振り回している場合も多い。


私はどうせ・・・私はダメ・・・と思うならば、
私はこうなりたいから、好きな自分になれるように努力したらいい。


あなたはどんな自分が好きかな?


他人を巻き込まず、
他人を動かそうとせず、
他人に押し付けず、
他人を利用することをやめて、


まずは目の前の課題や問題に、
自らが必死になって努力して、
小さな成功体験を積み重ねていき、
それを足場にして、
自信を積み重ねていくという経験をしなければ、
他者依存や悲劇のヒーローや悲劇のヒロインからは、
なかなか抜け出せない。


なぜなら、出来ない自分を他者に委ね、
悲劇のヒーローや悲劇ヒロインであるほうが、
構ってもらえるし、代わりにやってくれるし、
楽で居心地がいいからである。


これが劣等感の強い方の二次利得のひとつです。


ようは、本人は劣等感を持ち続けることで、
得ている事があるんですね。


長くなったので、
次回は劣等感の強い方の波動や
劣等感の強い方との周囲の関わり方を詳しく書かせて頂きます。


ではでは。