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こんにちは。
紹介事業部の米山です。

先日、神宮外苑の銀杏並木を歩いてきました。青山通りから神宮外苑まで
続く有名な並木道ですが、黄金色のトンネルとはよく言ったもので、風情が
あって大変結構なものでした。しかし、私にはもう一つ目的がありました。

 
「クラシックカーフェスタin神宮外苑」です。
愛好家の方が所有する車、約100台が一堂に会し、パレードなどを行う祭典
なのですが、間近でクラッシクカーを見ることができるので、何とも贅沢な
気分になります。

ベントレー3リッター(1924年)、モーガン スリーホイラー
S.S.(1933年)なども素敵なのですが、ニッサン フェアレディZ(1971年)、
トヨタ セリカXX2000(1978年)などは、多分に私自身のノスタルジアもあるの
でしょうが、より親近感を抱く車です。 

他にも魅力的な車が沢山あったのですが、とりわけ木炭車に注目が集まって
いたようです。
ビュイック(1937年)ですが、当時ガソリン不足だったことから、木炭を燃やして
走っていました。

日本でもやはり同じ理由で、タクシーやバスに電気自動車が使われて
いたと聞きます。
今の話ではありません。
60年近く前の話です。ガソリン不足が解消されるとコスト高を理由に廃れた
らしいのですが、1949年には国内で3,000台を超えていたと聞きます。

横浜の日産グローバル本社ギャラリーには1947年の電気自動車「たま」が
展示されています。
最高速度は35キロで、タクシーにも使われていました。
後期のタイプは1充電200キロを記録したと聞きます。
見た目だってよいのです。
写真を見たことがありますが、正面から撮ったものなどは、本当にかわいい
んです。
かわいいなどと言っては、本人(本車)には不本意かもしれませんが、賛辞
であることに変わりはありません。

今回思ったことは、いいものは年数が経っても尚、人々を魅了するという
ことです。
人間もそうですね。ベテランのタクシードライバーさんのいぶし銀の接客で、
温かい気持ちになった人もいらっしゃると思います。

私の好きなシンガーソングライターの曲で、タクシードライバーさんを
歌ったものがあります。
お客さんである傷心の女性目線で歌っている曲なのですが、(その女性が
触れてほしくないであろうことには触れずに)苦労人のドライバーさんは、
天気予報が今夜もはずれた話と、野球の話ばかり繰り返す、というような
歌詞です。
 
積み重ねてきたものを、薪にできる人の火は暖かいんですね。

こんなことを書いている私は、おなかがすいてきました。
今の私を灯すことのできる燃料は、とんこつラーメンのスープです。
行きつけのお店があります。
味はもちろん、厨房に立つ職人然とした店主と、女将さんの接客が好き
なのです。

いいものは残ります。