今日、迂蘭盆の入りなので、迎え火を焚いて、
ご先祖様 を家にお迎えした。
一緒にジャンも帰ってきた。
ジャンにとっては2回目のお盆。
毎回、家に帰ってこれる楽しい日々だと思う。
ジャンは私が27のときに引き取った子だ。
あの子は1歳半だった。
最初は一人で飼うことに抵抗はあったけど、でもそんなことを
言っている場合じゃなかった。
命がかかっていたから・・・。
あの子の命が・・・。
一生懸命、あのこのために働いて、毎日、楽しかった。
帰ってくるのを玄関で待っていた。
ドアを開けると、別に喜んでいるわけではないけれど、
安心したほうにリビングに戻っていくジャン君。
そして甘える・・・。
そばにくっついて、絶対に離れなかった。
すごく甘ったれるわけじゃないけど、体をつけていることで
安心するんだろうな~って思って、背中を撫でてあげた。
死は突然訪れた・・・。
脳腫瘍からくるテンカン発作の重責。
意識も無くなり、一時は生死の境をさまよい、奇跡的に意識が
戻って、帰ってきた4日間。
あの子は思う存分私たちに甘え、そしてまた発作を起こした。
何度も繰り返される発作に最後はあの子の心臓も耐えられ
なかった・・・
あんなに強い子だったのに・・・。
でも、それでもあの子を一生懸命、愛することが出来た時間
は今でも大切な宝物です。
今日は、あの子のネームプレートを遺骨にかけたネックレス
にしてあるのを外し、ジャンの写真と一緒に、今、ボブと
散歩に行ってきた。
きっとジャンも一緒に散歩して気持ちよかったと思う。
あの子も散歩が大好きだったから・・・。
またジャンのことを一生懸命伝えていこう。
あの子が私に残してくれたものを・・・
愛するジャン・・・
私のジャン・・・