【一気通貫①】「リャンメン>カンチャン」はホントか? | 天鳳実戦記と麻雀ノウハウ

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どうも、井上です!


今回はおなじみのあの役・・・


一萬二萬三萬四萬伍萬六萬七萬八萬九萬


「一気通貫」です!


一気通貫、通称イッツーは多くの初心者の方が好む役です。


僕も初心者のころは、イッツーが大好きでした。

なんか形が美しいですもんね(笑)


ただ、上手くなり始めると、だんだんイッツーを敬遠するようになります。


牌効率を重視するようになるからです。

牌効率とは、「聴牌に至る確率・早さ」のことをいいます。(wikipediaより)

要は、牌の受け入れ枚数が多くなるように良い形を残すことにより、聴牌の確率を上げるということです。


イッツーを狙うと、カンチャンやペンチャンが多くなるので、(受け入れが少ない)

イッツーは早々に見切りをつけて、両面を作るように意識する方が多いです。


例えばこのようなとき。

一萬二萬四萬六萬七萬八萬九萬三筒四筒四索五索七索八索 ツモ八索

ここで一萬を切り、イッツーに見切りをつける方が多いのではないでしょうか。

確かに、一萬を切っても二萬四萬六萬のリャンカン形が残り、三萬ツモのロスがないので、受け入れ枚数は最大になります。


しかし、僕は七索切りをオススメします。

というのも、ここに伍萬をツモった場合を考えてみてください。


一萬二萬四萬伍萬六萬七萬八萬九萬三筒四筒四索五索八索八索

このような形になります。


ここで何を切りますか?


受け入れ枚数的にいえば、一萬二萬を払ったほうが良いように思われます。

ですが、僕は四索を切ります。


実は、イッツーが確定する場合、両面ターツよりもイッツー確定のペンチャンの方が優秀なのです。

ご存じかとは思いますが、イッツーも鳴いて上がることが可能です。

つまり、三萬を鳴くことが可能なわけです。


三色の記事でもお話したように、チーができると、単純に考えてツモのみよりも2倍の確率でほしい牌が手に入ります。

ということは、両面残しとほぼ同じ確率の聴牌チャンスがあるということです。


さらに、もし面前で聴牌すれば、リーチイッツー(+平和)で最低でも5200点はあります。

両面残しならリーチ平和で最低2000点しかありません。


若干、面前の聴牌確率は劣りますが、打点も考慮すると、一萬二萬残しのほうが優秀であるといえます。



「けど、それは運よく伍萬をツモれればの話で、七索八索の両面ターツを残したほうがいいんじゃないの?」


と思われるかもしれませんが、七索を切った場合に発生するロスは九索の受け入れがなくなることのみです。


もし九索をツモった場合、このような手牌になります。


二萬四萬六萬七萬八萬九萬三筒四筒四索五索七索八索九索

あまり手が進んだとはいえないし、高い手になる見込みはほとんどありません。


それならば、九索ツモのロスよりも、伍萬ツモのロスのほうが手痛いですよね。



このように、イーシャンテンになったときの形を想像して、より優秀な形が残るように打牌を選択してください。


ちなみに雀荘ならば、赤伍萬がチーできるので、なおさら一萬を残したほうがいいですね。



今回はいつもより難しい内容になってしまいましたが、これだけは覚えておいてください。


両面ターツよりも、イッツー確定のペンチャンのほうが優秀である


牌効率を求めて、受け入れ枚数だけで考えないようにしてください。



それでは今回はここまでです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


今回の記事で、疑問点などあれば気軽にコメントしてくださいね(^_^)

次回もイッツーの狙い方についてお話していこうと思いますのでお楽しみに!