今週は目からウロコがぽろぽろの2時間でした。
ゲストは株式会社アイムの社長ではがき絵作家の山谷 恵美子さん。
株式会社アイムさんでは販売促進支援をされています。
広告やDMを作成したり、各種印刷をうけおっていらっしゃいます。
山谷さん達の取り組まれていることは“お客様のファン作り”。
“人と人とを繋ぐマーケティング”とも言えるのではないでしょうか。
まず最初に目からウロコだったのは、会社のホームページにかかれてあったキーワードです。
人は「3のつくタイミングで物事を忘れてしまう」そうだとありました。
だから「3のつくタイミングで思い出してもらう」ことがまず第一歩。
たとえば初めてお会いしてから3日、3週間、3カ月・・・といったように。
ではそのタイミングで何をすれば効果的なのか?
そこで、はがき絵へと繋がっていきます。
山谷さんがはがき絵を始めたきっかけは大野勝彦さんでした。
大野さんは農機具に両手を挟み失ってしまってからも詩画家として素敵な言葉をたくさん世に贈られている方です。
皆さんもきっとどこかであの温かみのある絵をご覧になったことがあるのではないでしょうか?
その大野さんと出逢い山谷さんが衝撃を受けた言葉があったそうです。
それは山谷さんが「私にもはがき絵を描けるでしょうか?」と尋ねた時です。
大野さんの答えはこうでした。
「できないじゃなくて やらないだけ」
これは確かに胸にずしりと響きます。
上手下手や才能ではないのです。
まずは「しよう」とする意欲。これが何より大事なんですね・・・。
もう1つ山谷さんがおっしゃっていた大野さんの言葉は
「言葉は神様からの贈り物」
だから「贈られるような生き方をしなさい」ということです。
良い言葉が発せされるか、悪い言葉が口をつくか、それはその人の生き方によって変わってくるのかもしれません。
さて、そのようにしてはがき絵を始めた山谷さん。
これまでに約6000パターンものはがきを描いているとか!
季節感を大事にされているものや、中には言葉遊びを取り入れたり、題材がユニークなものと多種多様です。
今回は放送中にジャンボさんのはがき絵も描いてくださいました!
山谷さんいわく「“顔”を描くのではなく“人”を描く」そう。
対話をしながらその人の雰囲気や持つものを描き出していくんだそうです。
ここで紹介したいエピソードがあります。
山谷さんが、あるレストランで店内の風景を描いていた時のことです。
その店内がとても素敵なので描いていたところ、横を通ったウェイターの青年が「僕の似顔絵を描いていただけませんか?」と話しかけてきたそうです。
山谷さんは「私は似顔絵の専門家ではないから、何か話しながらじゃないと描けないよ?」と答えたところ、その青年が語りだしたのは、自分の「夢」だったそうです。
それは誰にも言っていないような、青年の中にだけあった大きな夢だったそうです。
描き上げた絵を青年はとても喜んでいたそうです。
その青年が今どうしているのか、夢が実現したのかはわからないそうですが、聴いていてじーんとくる、心に残るエピソードでした。
一期一会の繋がりを大切にするために、自分の文字で、自分の言葉で手紙を書く。
これはどんなにデジタル化が進んでも決して廃れることのないコミュニケーションツールなのではないでしょうか?
はがき絵を描いてみたいと思われた方は≪はがき絵コミュニケーション 通称:絵コミ≫という会もあります。
こちらはビジネスマンから女性まで幅広く参加されているようです。
日時はホームページからも確認できます。
販売されているはがき絵もありますので、1度ご覧になってみてください。
◆株式会社アイム http://www.aimry.co.jp/ ◆
山谷さん、心に響くお話をありがとうございました!