ナム・ジュン・パイク展 後半 | ** jameのつれづれ日記**

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                                                       〜chakana店主jameによる、アクセサリー製作話、音楽、アート、映画、旅行、食べ物など好きなものを徒然と〜

 

ナム・ジュン・パイク展の後半を見にワタリウム美術館へ。
またまたパイクの世界を堪能出来て大満足。

TVガーデンはそのまま飾られている。
大好きなキャンドルを映し出す部屋は、また違うバージョンで。
ブラウン管テレビを大量に使用して韓国の壊された門を再現したり
壁一面にテレビが飾られパイクの映像がずっと流れている。
しばらくボ〜っと眺めていた。
ピテカントロプスでの伝説のライブの映像もある。
ロボットは人間の行動を手助けするけど
人間数人で動かさなければならないロボットも展示。

次のフロアは「ユーラシアのみち」。
モスクワからシベリアまでの道のりで見つけた日用品や映像を流した作品。

 

そして最後のフロアはパイクと関わりの深かった現代美術家ヨーゼフ・ボイスとの
関連の作品が並ぶ。


この二回の展示を見て深く思ったのはパイクは予言者だった、ということ。
今では当たり前になっている映像のコラージュ、各国間の通信、
そんなことを当時から始めていた。
そして作品の中に現代批判も取り込まれている。
優れたアーティストは予言者でもある。
パイクは素晴らしい予言者だった!!

そんなことも、現在のことを考える為にも
何年か毎にパイクの回顧展をやって欲しいと思う。