鋼鉄ジーグ(こうてつジーグ)は1975年~76年にテレビ放映されたアニメである。
このアニメはこれまでのロボットアニメとは違いマグネット(磁石)で手足や胴体が合体するという当時としては画期的なロボットであった。
物語としては古代日本を支配していた邪魔大王国(じゃまだいおうこく)と女王ヒミカの復活、そして銅鐸(どうたく)の秘密を握る鋼鉄ジーグとの戦いであります。
敵の邪魔大王国とは邪馬台国のことであり、女王ヒミカとは卑弥呼のことを表していることと思われます。
ですから、邪馬台国が栄えたであろう時代を模写する敵が登場します。
上のハニワ幻人(げんじん)タケルはヤマトタケルを連想させます。
鋼鉄ジーグは変身前は司馬 宙(しば ひろし)という青年でありサイボーグで体内に科学者の父によって銅鐸の秘密が内臓されているのです。
このアニメは子供の頃にリアルタイムで見ていましたが、ただのおもしろおかしいアニメではありません。
現実の世界でも銅鐸がなぞとされているからなのです。
銅鐸は学校の教科書では棒で叩いて鐘の様に音を鳴らすモノだと教えられています。
大体の日本人は上の写真の様に銅鐸をぶら下げて鐘のような使い方をしていると思っているかもしれません。
その他には、測量器として使用していたとか、時計やカレンダーの役割をしていたという説もあります。
しかし、どれを取っても未だに説得力のある説明に出会ったことがありません。
私の考えでは当初は時計やカレンダー的な用途で使用していたのだが、その美しいデザインゆえ、後は鑑賞用として飾られていたのではないだろうか?と推測します。
鑑賞用と言っても、ただの置物では無く神的な神聖な置物なのです。
写真の様に銅鐸は横から見ると上のひもをぶら下げる部分と教えられているところが薄っぺらいのです。
これでは構造力学上吊り下げるのは困難なのです。
ですから、今で言えばよく和室に飾られている壺の様な存在であったのではなかろうかと私は思います。高価な壺の様なモノです。
高価な壺は水とか食料を入れるという本来の使い方をせずに家の宝物として飾っていますが、銅鐸も本来の使い方をしていなかったのではないかと考えています。
しかしながら、銅鐸が出土されて見つかる場合には民家では発見されないのであります。
写真の様に山の斜面とかで銅鐸だけが複数埋もれていつも発見されるのです。
なぜでしょうか?
それは、日本に古代ユダヤ人が渡来したからなのです。
古代イスラエル王国が滅亡した後に朝鮮半島を経由して北九州や近畿地方にユダヤ人が定住しました。
ところが、そのユダヤ人の勢力が次第に強大となり先住民族が土地を追われていったのであります。
土地を追われる際に神聖なる銅鐸をユダヤ人に取られてはいけないと思い山の斜面に埋めて隠したのであります。
その埋めた銅鐸がそのまま回収されることが無く放置されて長い年月が経って現代になってようやく掘り起こされて見つかっているのです。
その追われて土地を去っていった人達こそ邪馬台国の人々なのです。
「日ユ同祖論」という学説が存在します。何人かの学者が唱えておりますが正しくもあり、またそうではないのです。
日ユ同祖論とは日本人とユダヤ人の祖先が同じであるという論説です。
日本という国は多民族国家であります。朝鮮半島から渡ってきた人、北海道の北方から南下してきた人、あるいは南の方から沖縄へ渡った人達がいます。
ですから、人種が複雑なのであります。
その中の一派であるユダヤ人が主導権を握り今の日本を統治して作り上げたのでユダヤ文化が今も色濃く残っているだけなのです。
ところで、銅鐸を山に埋めて隠して土地を追われた人達は現在どうしているかと非常に気に掛かります。
それは秘密結社となっているのです。
世界史に目を向けてみましょう。
ヨーロッパでは1453年に東ローマ帝国が滅亡します。
しかし、ローマ帝国の残党がフリーメイソンの内部組織「P2」が世界を裏から今でも操っています。
その目的はローマ帝国の再建なのです。
これと同じように銅鐸を隠して土地を追われた人達は秘密結社となっているのです。
目的は勿論、邪馬台国の再建です。
そもそも秘密結社という組織は何だと思いますか?
あなたが真っ先に思い浮かべるのはやはりフリーメイソンかもしれません。
テレビでも紹介されていますし、その手の本はたくさん出版されています。
日本では東京タワー近くに日本ロッジが存在し、堂々と看板を掲げております。
本来、秘密結社というものはその組織が存在することが世の中に隠されて秘密であるからこそ秘密結社なのであります。
ですから、タクシーの運転手に「東京タワーの近くのフリーメイソンのロッジまでお願いします!」と言って「フリーメイソンの事務所ですね!」と返事を返されるような団体はもはや秘密結社ではないのです。
私が子供の頃にテレビで見ていた鋼鉄ジーグは、当時は面白おかしく見ていましたが最近ではまんざらあり得ない話でもないように思えてきました。
それは、邪馬台国の末裔達がその後どうなったのかの文献が世に知らされていないからです。
秘密結社となった邪馬台国の末裔達は普段は会社に勤めていたり、公務員であったり、あるいは八百屋であったり一見、普通の人と変わらない生活をしているのではないでしょうか?
本来、普通の人に紛れて身を隠し世界を操っている組織こそ本当の意味の秘密結社なのですから。