『シルディ サイババ アバター ~その総括的プロフィール~』 (12) | 奇跡の聖者 シルディ・サイババ

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『シルディ サイババ アバター ~その総括的プロフィール~』 (S.P.ルヘラ著、渡部英機・訳、siba・編) 


【3、サイババの日常】



 (上)


 ババは非常に早く起き、囲炉裏の側に座る。暫くしてから生理的要求を済まし、また暫く静かに座っている。やがて、バギジ シンドという者がきて、ババの右手に巻いている包帯を解き、両手と全身をマッサージした。それから、彼はチルム(水パイプ)を用意し、ババに渡し、ババはそれを吸ってからバギジも吸うよう渡した。チルムが5、6回やり取りされると、バギジは去った。

 バギジが出て行った後、マハラジ ババは口と顔を洗うために立ち上がる。これは注目に値する。サイババは両手、両足、口、両耳に次々水をかけ、非常に入念に体各部をきれいに洗う。ババは同じやり方を、水浴の時にもする。口を洗うと、決まった5ケ所にビクシャ(施しを乞うこと)のために出かけて行き、その特別の場所に立ってロティとか差し出されたどんな物でも受け取る。しかし、マスジッドに戻って、それをほんの少ししか食べない。

 この「チョッタ バズリ」の後、ババはダルバールをもつ。これは殆どのバクタ(帰依者)が集まる。そして、サイババは物語の形の助言を与える。時々、ババはグァバ(果物)やバナナやマンゴーなどを買い、それをバクタに分配したり、自分で切って出す。このダルバールの後、ババは近くの庭園レンディに行く。レンディにババは1時間くらいいる。レンディから戻って来ると、午後2時までいて、その間にいろいろなバクタによる礼拝を、個人的や共通のアラティによって受ける。



 (続く)