みなさんこんにちは\(^o^)/
恵比寿駅徒歩2分のボイトレ、ビジネスボイトレ、話し方スクール
『ファイブイービジネスボイスコーチ&ボーカルトレーニングスクール』代表の浦麻紀子です!

今日はひな祭りですね!!
お家でお祝いされる方も多いのではないでしょうか。
スーパーやコンビニなどでもひなあられや菱餅などが売っていてますね!!

そして、ひな祭りの歌!!
なぜかちょいと物悲しい短調ですが笑

コードとりました↓
ハ短調なので♭がシミラにつきます。

あかりをつけ(Cm)ましょドラ(Fm)
ぼん(Cm)ぼり(Fm)にー(Cm)
おはなをあげましょ(Cm)
もものは(G7)なー(Cm)
ごーにん(Fm)ばや(A♭)しの(Cm)
ふえ(Cm)だい(Fm)こー(Cm)
きょうは(Cm)たのしい(Fm)
ひな(Cm)まつ(G7)りー(Cm)

昔から歌われている曲ですが
一番しか知りませんよね!知っていても2番までとか。
これ調べると4番までありました!うちも歌詞は全部知りませんでした。

あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓
今日はたのしい ひな祭り

お内裏様と おひな様
二人ならんで すまし顔
お嫁にいらした ねえさまに
よく似た官女の 白い顔

金のびょうぶに うつる灯を
かすかにゆする 春の風
すこし白酒 めされたか
赤いお顔の 右大臣

着物をきかえて 帯しめて
今日はわたしも はれ姿
春のやよいの このよき日
なによりうれしい ひな祭

楽しい曲なのに短調の切ない旋律ですねー

ボイトレで童謡などを歌ってもらうときがあります。
童謡でしか得られないものがあるのです。
それは何かを言うと、

まっすぐに音を取る

ということです。

現代のジェイポップやジャズもそうですが、洋楽などありとあらゆる流行り物の曲では
ベンドアップという技法がよく使われます。
これはどんなものかというと、
例えば実音がドの音だったとして、
その一つ下のシの音から音を取るということです。

Gacktさんが国家を歌っているのがありました!
彼はこのベンドアップという技法を用いて歌っています。

こちらは、ほとんどベンドアップしないで歌っています。声優の山寺宏一さんです。


音階(ハ長調に合わせます)で書くと、
レー(き)ドー(み)レー(が)ミー(ー)ソーー(よ)ミー(ー)レー(は)
という感じです!

Gacktさんは
ドレ(き)シド(み)と歌っています。
こうやって下の音を取ってから実音に入ることをベンドアップ、ポルタメント、グリッサンド、ギターでいうところのチョーキングやスライドという技法になります。

一方、山寺宏一さんの歌は実音通りにまっすぐに音をとっています。

しゃくりという技法は、
ここぞという時に出せると最高のパフォーマンスなのですが、毎フレーズ毎フレーズ使ってしまうと聞き手が飽きるのと同時にしつこく聞こえてしまいます。
例えば毎日ステーキで、10日に一度お茶漬けって感じでしょうか!←え?!
かなり濃ゆいですよね笑

これが逆だととても美味しく感じます。

ベンドアップ(しゃくり)という技法はとてもアクが強く濃ゆいので、たまに入れてあげるととってもかっこいいですね!

比較的ジェイポップの歌手の多くはしゃくりを多用しますので濃ゆくなりがちです。

ただ、童謡などを歌う時は、基本的にみなさんしゃくらずに普通に歌う方が多いです。
小さい頃に音階で覚えたり癖がない時期に覚えるということもあるし、教材がしゃくっていないのでモノマネしてもしゃくりが出ません。

なので、ボイトレの時にしゃくりを治すために童謡を用いることがあります。
けっこうききます!

日本人であまりしゃくりを入れずにアーティストは、小田和正さんでしょうか!透明感のある声に素直に音がのります。うちはめちゃくちゃ好きです!

好きなアーティストが、どうやってしゃくりを使っているか、むた、それを取り除いて歌えるかどうか、というのは、
音程(ピッチ)を良くしたりまっすぐに音を捉える良い練習になりますね!