本日はてがみ座のお芝居『燦々@座・高円寺』を観てきました。

 

http://tegamiza.net/take17/

 

まず一言、すごい良かった!

明日が東京公演の千秋楽です。

まだ若干、席が残っているようです。

お時間がございましたら観劇をご検討ください^^

 

てがみ座の公演は年から観ていますが、

今回は特に一体感がとても素晴らしかった。

 

舞台って本当に総合芸術だよな〜と思う公演でした。

台本、演出、照明、音響、演者、そして舞台を見るお客さん

がいて、なおかつそれが一体になっていました。

 

様々な方々の想いがつながって、

まるで想いをリレーしているかのような印象を受けました。

 

今回のお芝居は江戸が舞台。

葛飾北斎の娘に焦点を当てた物語。

 

絵師としての職人の生き様が描かれていました。

 

お芝居の中で、様々な関係性、どれも愛おしく思いました。

 

若干ネタバレこみで印象に残った点を記載します。

 

(1)実の目でなく、心の目で
 

  物事をありのままに、写実的に描く。

  その試みをすごい重要だと思いますが、

  心の目でみて、聞いて、心を描く。

  目に見えるものだけが全部じゃないんだと

  いうことを改めて考えさせられた言葉でした。

  魂を込めるというのかな?

  技術が拙くても、魂がこもっていると

  見る人、関わる人を魅了するのだろうなと思いました。

 

 私も目で見えるものだけじゃなく、目に見えないものを

 心を通じて、見るように心がけていきたいと思いました。

 

(2)『今』を切り取る

 

  絵師として『今』、この瞬間を描く。

  生き様も含めて、『今』を描いている。

  自分は『今』、この瞬間を大切に生きている

  のだろうかと自問自答させられました。

  『今』、この瞬間を大切に生きていこうと思いました。

 

(3)自分は何者か

 

 自分は何者か?

 北斎の娘、お栄が絵師として『応為』となるまで

 の過程に見せた悩み苦しみそして何かをつかんだ瞬間、自分自身を知る。

 なんかうまく言い表せないですが、正解のない良い問いだなと、

 大切なのは納得解なんだと感じることができました。

 自分自身を知ること、それは自分だけでは成し遂げられないこと。

 様々な関係性の中で、自分を知る。

 だからこそ、人と人との縁は大切にして生きていきたいと思いました。

 『幸せ』の形は人と人との関係性の中で見つけていくものなんだと感じました。 

 

 

以上。