ウルトラクイズの思い出・サンタフェ3 | The sky is the limit

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ボーカリストMOOが綴る、気まぐれなブログ

最後に残ったことで、コメントを求められた。

急なフリだったので、何も考えてなかったのだけど、
「同じ釜の飯を・・・・」という言葉が出てきた。
本心だった。

荒井君が「負けたのが悔しいというよりは、
もっとみんなと旅をしたかったというのが一番のことですね」と言っていたのを
後でTVを見て知ったのだが、まったくそのとおりだと思う。

荒井くんとは、同室だった時に夜中の3時まで他愛の話を話し込んだりした。
日数にすると、まだ10日ほどが経ったばかりだが、
もう何か月も一緒に旅をしているような、濃密な仲間だ。

みんなクイズが好きで、ウルトラクイズにあこがれてきた。
一緒に夢の旅を続けてきた仲間が減っていくのは、やっぱりさびしいものだ。

バスに乗り込んだら、最後の松尾芭蕉の問題を「あれ、知ってたの?」と聞かれ、
「いえ、ほかに旅に出た人を思いつかなかったので」と言ったら、
「他にもいるやん!(笑)」と大うけだった。

そうか、他にもいるのか。

当時の僕の知識の乏しさをここでも露呈してしまった。

予想を覆して、二人が負けてしまった。

これで残り一人ずつ脱落しても、準決勝には3人になってしまう。

「とおせんぼクイズ」ではない、違うクイズ形式をやるのか?と戦々恐々としていたが、
僕にしてみれば、そこまで考える余裕はなく、
次のことで精いっぱいだった。

バスは、サンタフェを後にして、一路アルバカーキへ。
そこで一泊。
チェックアウトが朝4時だということだったので、もう寝ないことにした。
夕食はメキシカン風焼き肉定食のような料理「ビーフファヒタ」というものを食べた。

と日記には書いているが、正直どんな味かまったく覚えていない。

日記によると、なかなかの美味らしい。

お肉が苦手な田中さんは・・・・たしかサーモンかエビかを食べてたような。

僕らはツアコンの方に散々「肉を食べましょう、肉を!」とリクエストしていたが、
うまく色んなシーフードを楽しんでいらっしゃる。

ホテルへ帰り、みんな集まってUNOをやる。
白熱した好勝負だったらしい。

ラウンドごとに最下位の人には罰ゲームをやってもらったと書いているが、
どんな罰ゲームだったか書かれていない。そして、覚えてない(汗)

部屋に戻ると、同室の鎌田さんはさっそく「現代用語の基礎知識」とにらめっこ。
あんなに頭がいいのに、さらに勉強家だ。

こうしてアルバカーキの夜は更けていった。
・・・そういえば、あんなに騒いだ宮沢りえの姿は、当然影も形もなかったのでした。