陸前高田市の商店街は閉まっていたが、
あの「奇跡の一本松」のある場所が近いということで、そちらにも足をのばすことにした。
少し行くと、海沿いを走り少し行くと、
だだっ広い場所に、「道の駅」と書かれた建物が。
かつて、ここには色々な建物があって、
行き交う人の休息場になっていたり、買い物をしたりする人がいたりしたのだろう。
その、かつて「道の駅」だった建物は無残なほどにボロボロで、
周囲には、本当に何もない。
そこここにはがれきの山が積まれ、工事車両が何台も行き来している。
本当に津波は一切合切を押し流していったのだ、ということを痛感した。
遠くの方に、奇跡の一本松のオブジェが見えた。
が、そこに至るまでの道はまだ立ち入り禁止だったので、近づくことはできなかった。
道の駅の前に、被害に遭った方々の慰霊所(?)みたいなものが建っていて、
関係者と思しき方々が集まっていた。
立ち寄る人の中には写真を撮ってる人もいたけど、
僕にはとてもあの景色を写真に収める気にはなれなかった。
盛岡への帰り道では、線路をつなぐ作業をしている風景を見かけた。
復興へ向けて日々頑張っている人たちが、間違いなくたくさんいるのだ。
盛岡へ帰る道すがら、花巻を通る。
宮沢賢治が愛した街、花巻。彼の記念館もあって興味をそそられたのだが、
時間がなかったので、またの楽しみにとっておくことにした。
「イーハトーブ」。彼が心の中で描いた理想郷は、ここにあるのかもしれない。
盛岡では、友達に連れられてイタリアンのお店へ。
あ、イタリアンと言っても食材はすべて地元のものを使用しているのだとか。
どれもとても美味しかった(^^)
その後、友達とカラオケへ。
こんな風に誕生日を迎える夜を楽しく過ごせるということは、
自分が思ってる以上に幸せなことなのかもしれない。
ま、23時過ぎに解散したので、誕生日を迎える瞬間はホテルにいたけどね(笑)