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大、大、大好きな作品です。
ある意味年の瀬にぴったりな作品。
監督はデヴィッド・リンチ監督、
出演はリチャード・ファーンズワース、シシー・スペイセク、ハリー・ディーン・スタントン。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
田舎に住むおじいさんアルヴィンは
自分の老い先が長くないことを身をもって知り、
些細なケンカから10年間音信不通になっている兄に会いに行く決心をします。
隣の州に住む兄のところまでは500kmを超える距離。
運転ができず、直通バスもないという中トラクターに乗って行くことに・・・というお話。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
ロードムービーと言うと
若者とか人生に迷いがある者とかが主人公の時が多いですが
この作品では、70歳を超えるおじいさんが大きな目的のために
広大なアメリカの長い長い道のりを1ヶ月以上かけて進んでいくわけです。
1週間で100kmしか進まないトラクターに乗って。
そのひたすら長い長い道のりは、つまり人生の道のりでもあるわけで。
途中家族関係に悩む少女、不満を持つご婦人、
いつもいがみ合う兄弟などに出会うんですが、
それは在りし日の自分であるのかもしれない。
当時は悩み、怒り、悔やんだかもしれないけれど、今なら言える。
妻の死や娘の悲劇を乗り越えてきた今だからこそ言えることがある。
家族は、1本なら折れてしまう枝を束にしたようなものだと。
兄弟はどんなにいがみ合っても兄弟なんだと。
ラストのシーンも大好き。
2人で再び星空を見て、何を思ったのでしょうか。
人生や老いることについても考えさせられます。
人生に迷う度に会いたくなる
ソーセージ好きな頑固じいさん・アルヴィンです^-^