今年もはや1年の折り返しを迎えました。
ということで、4月から6月に放送されたアニメで、
初回から最終回まで視聴した作品について述べてみたいと思います。

良作ぞろいのクールでしたが、結果的に
最終回まで完走したのは9本になりました。

『黄昏乙女×アムネジア』
伝統校に伝わる怪談の主である女子高生の幽霊と、中学1年生の男の子が
手を取り合い、60年前の女子高生の死因を追求していくというもの。
基本的にはホラーでシリアスな展開が続くのですが、
ところどころラブコメが折り重なったりして、いろんな意味で楽しめました。
後味のいいエンディングもよかったですね。

『君と僕。2』
男子高校生たちのまったりとした日常を描いた作品の続編。
だからということではありませんが、一番安心して楽しめましたね。
受験や恋愛など、のんびりとも構えていられなくなる、
人生の節目の間際に訪れる、貴重な一瞬の自由。
そんな微妙な時間に生きる高校生の姿がうまく捉えられていました。

『這いよれ!ニャル子さん』
クトゥルー神話を元ネタにしながら、毎回とにかく高いテンションで
アニメやゲーム、漫画などのパロディを主体とした
ギャグが小気味よく連発されるラブコメディ。
テンポもいいし、中途半端なシリアス展開もありませんでしたので、
最後まで楽しく見させてもらいました。

『これはゾンビですか? OF THE DEAD(第2期)』
これも続編ですね。いわゆるゾンビもの。
第1期はどちらかといえばシリアスな展開がメインでしたが、
今回は初回から最終回まで徹底してコメディにこだわっていたようです。
笑いを追及しようとしたあまり、ストーリーはあまり動きがありませんでした。
でも、それなりに面白かったのでまあ、いいですかね。

『坂道のアポロン』
昭和41年、長崎県佐世保市。東京から転向してきた高校生が
不良の生徒との出会いをきっかけにジャズに傾倒しつつ
幼馴染の女子生徒も含め、複雑な人間関係が展開していく…というもの。
漫画が原作のため終盤の展開が急だったものの、作画もしっかりしており、
当時の高校生の青春がしっかり描かれていたのでは?毎回、楽しみでした。

『つり球』
コミュニケーションが苦手な高校生と謎の宇宙人、地元・江ノ島の少年、
そしてインド人…それぞれ複雑なバックグラウンドを持つ彼らが
釣りを通して交流を深め、徐々に成長していく青春ストーリー。
SFの要素もふんだんに盛り込まれる一方、
切ないシーンも多く、今クールのアニメでは一番泣けましたね。

『さんかれあ』
ゾンビ映画が大好きな主人公の男の子が、ふとしたきっかけで
事故死したお嬢様を“紫陽花の毒”を調合した秘薬によりゾンビとして蘇らせ、
同居するというラブコメディ。実は、彼女は複雑な生い立ちにより
父親に自由を奪われていた…という事情も明らかとなります。
面白かったのですが、さあこれからというところで終わったのが残念でした。

『夏色キセキ』
親友である中学2年生の女のたち子4人組に起きた、
ひと夏の奇跡がテーマのオリジナルアニメ。
ローソンとか、下田とかややタイアップが露骨でしたね。
なにより、スフィアのアニメPVを見せられているような感じがしました。
まあ、ストーリー自体は安定していたのでそれなにり楽しめました。

『謎の彼女X』
謎めいた転校生の女子がうたた寝しているとき、彼女の口から流れた
よだれをなめてしまった男子との、不思議な交友関係を描いた作品。
文字にしてしまうとちょっと、と敬遠してしまうかもしれませんが、
作品全体を覆う昭和的な懐かしさ、そして微妙な年頃の少年少女の機微。
回を追うごとに自分がどんどん作品に惹かれていくのがわかりました。

『黒子のバスケ』
2クール作品。名門中学出身の部員の加入により、
新興の高校バスケ部が強豪校を次々となぎ倒していく、というもの。
とにかく、出てくる選手がみな超人だらけ。
主人公も存在が薄いという触れ込みですが、かなりの天才ですから。
でも、スポーツ漫画はこれくらい飛び抜けていたほうがいいですよね。

今クールのベスト3を選ぶとすれば、
1位『謎の彼女X』
2位『坂道のアポロン』
3位『つり球』と『這いよれ!ニャル子さん』のどちらか、というところですね。

全体的にレベルの高い作品がそろっていた春アニメ。
夏アニメはどうでしょうか?




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