『先生!あたし、プロポーズされちゃったんです!

なんか、付き合ってるわけでも無いのに、
前から私のこと好きだったみたいで。
おれが一生かけてお前を幸せにするって言われたんです。

でも、なーんか、違う気がして・・・
先生、どうしたらいいと思いますか?』

『いい加減目覚めなさい。

白馬の王子様も
救いの女神もいません。

『私を幸せにしてください。』とか
『幸せにしてあげるよ。』とか。
そんなものは幻想です。


幸せは誰かが与えてくれる
ものじゃありません。

今ここにあることに、
あなたが気づくものです。

誰かと一緒になったら幸せになれるとか、
どこかのパワースポットに行ったら満たされるとか。

自分以外の何かに頼って、
誰かが作ったなんとかスキルを学んで、
本当は寂しくて辛くて仕方ない弱い自分を埋めようとしたって、
本当は無力感に包まれている自分をごまかそうとしたって、
いつまで経っても何も変わったりしません。


クリスマス1人で寂しいなら、
寂しい自分を感じなさい。

将来が見えなくて不安なら、
不安な自分を見つめなさい。

自分をありのままに、
感じなさい。


弱い自分を認められる人が、
本当に強い人です。

友達5,000人作ったって、
億万長者になったって、
弱さを隠すために仮面を作ってるなら、
いつまで経っても惨めな自分のままです。』

~もし阿久津真矢が結婚相談にのったら


久しぶりに『女王の教室』を見て
ふと思いついたので再びアップしました。

20年くらい前なら、
自分の満たされない部分を相手に埋めてもらう恋愛ドラマが
流行っていました。
『僕は死にましぇーーん!』と。

40年くらい前なら、
両親の夢を自分の夢だと埋め込まれる息子と
ちゃぶ台をひっくり返されても黙って従う妻が
時代を象徴していました。
『あれが巨○の星だ!』と。

でももうそんな時代は終わっています。

『NARUTO』で主人公のナルトが力を手に入れるのは、
自分の弱さを認め、自分の一部だと受け入れた時、
そして、相手(九尾)のことを理解した時です。

『ONE PIECE』でルフィが強くなるきっかけは、
『おれは、、弱い!!!』と認めた時です。

自分の惨めさを人に埋めてもらうとか、
自分に無い能力を四次元ポケットに頼るとか、
弱い自分を、汚い自分をやっつけるとか、
そういった価値観はすでに過去のものなのです。

そういえば『ドラゴンボール』でも
最初はピッコロをただやっつけていましたが、
最終的にピッコロが強くなったのは
悪のピッコロと正義のピッコロ(この価値観も古いですが)
が統合された時でした。


弱い自分を認める。
ありのままの自分を知る。

共依存ではなく、
得意分野の違った仲間と共に
自分の夢を歩む。


『暗殺教室』でも共依存や脅し的な支配について
語られている時代です。

ももクロが
『地球は愛に目覚めるのです』と
歌っている時代です。

地球はすごい勢いで変化し続けている。


そのまっただ中にいる私たちも、
少しずつ、意識を進化させていかないと
今新しく生まれて来ている新世代の子供たちに
置いてけぼりをくらってしまいますよ。