真田幸村が苦しめた徳川家康が戦いに勝ち、泰平の世江戸時代 がはじまります。
江戸城下には多く武家屋敷、町家が建ち世界有数の過密都市と発展します。
当時の武家屋敷、町家は板張り、茅葺が多く、火事が発生すると大火になりました。そのため幕府は防火のため瓦の屋根にするよう推奨していきます。
町家に瓦屋根が使われるようになると、裕福な商家は棟端に様々な意匠の飾り瓦を据え、鬼の顔をしていなくても鬼瓦、鬼板と呼ぶようになります。
その鬼瓦は雲、波、草花、人物、動物、縁起物、文字、幾何学模様など、人々の繁栄、長寿、防火などの願いが込めらた意匠になっています。
畏怖の念を持って見られていたお寺の鬼瓦も、魔除けとして町家にも使われるようになります。
するとある事件が起こります!
次回は鬼瓦と鍾馗さんのお話し。