今日の仕事帰りに買って、一気に読み終えました。

$Standard編集部のブログ

1冊の辞書を編纂するまでの、気が遠くなるような時間と工程
それに挑む人々の、「ことばひとつひとつ」に対する飽くなき探究心と情熱。
おもしろかったです。(個人的にはもっと硬派でもよかったですが)

辞書の編纂、という文化系テーマでありながら
なぜかスポ根ものの小説を読み終えたような爽快感があります。


ふだん、言葉の持つ意味をちゃんと理解して使っているだろうか
「伝えたいこと」を伝えるにふさわしい、適切な言葉を選んでいるだろうか
と、改めて考えさせられたり…。

と同時に、
先日、山田中学校バスケ部の取材に伺ったときのことを思い出しました。

たとえ練習でも、プレーひとつひとつの意味や、一人ひとりの役割を考える。
「なんとなく」や「その場しのぎ」を見逃さない。妥協しない。

練習を見ているだけのこちらも、背筋がしゃんとする思いだった
密度の高い、あの空気。
この小説を読んで、なぜか思い出しました。

平日はたった1時間という、少ない練習時間でもベストを尽くし
中総体に向けがんばっている山田中学校。
そのようすは、もうすぐ発行されるstandardでも、紹介しています。

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※練習のあと、部員のみなさんにいろんなポーズを撮ってもらいました。
これは誌面では採用しなかったポーズ。


(愛用の国語辞典は「新明解」スタッフS)