赤前小学校(避難所) 第五便(5/14) | 粘着されまくり

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粘着されているので、基本放置です。

5月14日(土)に赤前小学校(避難所)へ向けての「第五便」を出しました。


「第五便」を担って頂いた方は、下記写真のお二方です。


日々つれづれ
右から 仙台のおっちゃん、仙台のおっちゃん2


お二方が9:00に来てから、赤前小学校へ確認を取ってみると「仮設住宅の建設が遅れている。しかも家電類がそろうのは仮設住宅入居後1週間程度更に遅れる」との一報をいただき、急遽搬送する物資の変更を行いました。


変更した趣旨として

1,赤前小学校(避難所)生活が、予定より長くなる

2,仮設住宅へ入居しても家電類が無いので、同避難所へ頼らざるを得ない期間が長くなる


よって同校の指示に従い避難所用物資として、主に消耗品類を重点的に搬送しました。



下記、主な搬送した物資


トイレットペーパー
日々つれづれ


ペーパータオル
日々つれづれ


一輪車(ねこ車) 物資、瓦礫運搬などに使用
日々つれづれ


自転車
日々つれづれ


空気入れ
日々つれづれ


子供用水筒
日々つれづれ


ほか。


とにかく、トイレットペーパーは全て箱から出し、車内の隙間という隙間へ詰め込んだ状態での出発となりました。


↓この様な状態で出発(10:30頃)あせる
日々つれづれ




14:00頃 赤前小学校(避難所)へ到着


荷物を降ろすのは、奈良県から来ている「災害派遣団」の方に手伝って頂いたそうです(感謝)。


消耗品に関しては、日々避難者130名が使っている状況なので、行政の支援も追いつかない状況で、もの凄く喜ばれたとのことです。


皆様よりの心温かい救援物資を同校(避難所)へ降ろしたあと、二人のおっちゃんは帰路につきました。


今回の「第五便」に関し、自分は体調が悪かったので訪問を見送りました。



どこの避難所へ避難している避難者は、仮設住宅建築・入居を心待ちにしているのはいうまでもありません。


赤前小学校の校庭へ建築中である、仮設住宅は建築予定より遅れ、必然的に「引き渡し」、「入居」も遅れることになります。

各種家電製品は、仮設住宅引き渡し後、更に1週間程度遅れて設置になる予定とのこと。


仮設住宅へ入居出来、最低限のプライバシーは確保できることになりますが、家電製品が無い状況が続くので、もうしばらく「赤前小学校(避難所)頼り」になることになります(生活物資、食事、洗濯ほか)。


同校の管轄している「在宅避難者」の中に、寝たきりのお年寄りが二人います。

その方達が、同仮設住宅へ移転する日程も家電製品の状況次第になります。


仮設住宅関連で、行政の立てている計画(期日)より遅れているので、下記でも触れている「自治会」の設立、運営も必然的に遅れてくることになります(自治会としての「ほしい物リスト」含む←要検討)。

http://ameblo.jp/iwate-de/entry-10889998148.html


それまでの移行期間中、現在の「ほしい物リスト」は残しておきます。

趣旨ご理解の上、引き続き各種ご支援をお願いします。

http://amzn.to/l4wPlx  ← 現時点では「空」ですが



今回Amazon社、及び同「ほしい物リスト」を通じ、心温かい救援物資が届けられたことに感謝しています。


先だって赤前小学校(避難所)の「ほしい物リスト」掲載品の送付先を、同校へ対し3度目のお願いにして赤前小学校(避難所)へ直送して貰うように変更した結果、我が家へ運び込まれてくる皆様からの心温かい救援物資は無くなりましたが、赤前小学校で実際に仕分け作業を行っていくのは、奈良県から来ている「災害派遣団」が行って頂けることになっています。

ですが、その災害派遣団も今週には撤退することが決まっています。


5月14日(土)に「第五便」の救援物資を車から下ろしている最中に、Amazonから同校へ対する「救援物資第一便」が直接届いたそうですが、その場にいた同校関係者、及び奈良県災害派遣団は「唖然」としていたそうです。

それは「大きな箱に、小さな物資が1つだけ」入っていたからだそうです。


極例ですが、「ほしい物リスト」へ「欲しい数量」を「20個」と入力した場合、現在のシステムでは「発注単位での発送」になるので、「段ボールが20個」届く可能性もあります。

それらを全て開梱、仕分けなどの作業、及び段ボール箱、梱包材などを捨てる作業も伴ってきます。

心温かい救援物資をご支援いただける方の「送料」、及び梱包材料などの「資源」削減(低下)にもつながるかと、個人的には考えます。


「支援されているくせに」といったご意見もあろうかと思いますが、必要なので支援を募り、それにご賛同頂ける方達がいるからこそ成立するのが、Amazonの既存システムになっていると解釈しています。


それらの発送システムを変更させることは、現在不可能だそうです(Amazon社)。



赤前小学校(避難所)はそれら(仕分け)に関し、ある程度の『予想』が付いていたので、自分へ依頼してきたという経緯もあります。

ですが今回、3度目のお願いで『直送』を引き受けて頂けたのですが、実際それらを目の当たりにして驚いていたそうです。

それは今後同校が、それら一連の作業などを行わなければいけないと、「初めて自覚」したからだと思います。



今現在でも被災地の「ボランティア過疎地」の実態は変わりません。

それどころか、行政などで募集している災害ボランティアへ応募してくる人も、顕著に減っているそうです。

余談ですが、「第五便」を運搬中の道中でも、誰一人 災害ボランティアを見ることは無かったそうです。


同様に「物資」を求めている各種団体や個人が多くあることも実態です。

「負の遺産」を抱えながら「生活再建」をして行くために。



Amazonの「ほしい物リスト」でも欠点があります。


物資を求めているのは「被災地域」です。

1つのリストに多種多様な物が混在してしまうのが現状だと思います。

ヤマト運輸や佐川急便、郵パックなどは比較的早い段階で、今回被災地域への宅配を開始しましたが、それ以外の運送各社が被災地への宅配を開始したのはたぶん最近だと思います(未だ配達不可地域があるかもしれませんが)。

Amazonが出品している物でさえ、リストに掲載できても「宅配不可」の物が有ったことも現実です。

出品者が出している商品に関しては、「宅配不可」の物がアマゾンと比較にならないぐらい多かったことも現実です。


そもそもこんな異常事態の中では、これらを「1つのリストで、1つの送付先」にすることは困難だと思います(震災の影響で)。


Amazon社から全ての出品者へ対し、「被災地には優先的に送るように」と「2度」指導をなされたそうですが、それらが解消することはありませんでした。


運送会社の指定は出品者(Amazon社含む)が行います。


自分自身、それらの状況は教えて貰っていたので、極力Amazonの物を選定することを薦めていましたが、全ての物をAmazonだけで揃えることは、到底不可能でした。


どこの運送業者が、どこを「配達不可地域」にしているかなど知るよしも無く、必要としている物だけをピックアップしていく被災者たち。

今思えば、リストへ挙げる段階で、個々に「宅配可否」を調べれば良かったのかもしれませんが、その様な余裕などありませんでした。


自分がそれを知る手段は、支援してくださろうとして頂ける方たちからの『声』で初めて知ることになります。

それでほかの出品者へ、同等品へ2度も変えた事実もあります。

結果、高価な物に変わってしまう結果になりましたが。


個々の出品者の多くは、Web上へ「配達不可地域」をリアルタイムに更新してくれているところが少なかったです。

それで自分は「配達できる」と思い込み、現実的に「配達不可」となったケースも数多くありました。


誤解して頂きたくないことは、上記のことは『Amazon社に対しての批判』ではありません。

ただ自分自身が今回経験したことを記載していることです。


この様なシステムを提供してくれた、Amazon社に感謝しています。


また多大なる各種ご支援をいただいた皆様へ、重ねて御礼申し上げます。




最後に、


自分自身、今回の件で身体共に限界を3度感じています。

ですが、そんな自分を支えてくださったのは、先日記載しましたが、色々な方よりお寄せ頂いたメッセージでした。



神奈川県 阿藤智恵様


被災者のことのみならず、自分自身に対しても格別なお心遣いをいただきまして感謝しています。

本当に半ば寝食を忘れ、日々仕分け作業などに没頭していた自分に、励ましのお言葉などを幾度となくいただきました。

お陰様で、今では食が戻ってきました。

本当にありがとうございます。


ご心配おかけして申し訳ございませんでした。