ピアノ・レッスン

『ピアノ・レッスン』 4Kデジタルリマスター 公式サイト

 

ニュージーランド出身の女性監督ジェーン・カンピオンが、1台のピアノを中心に展開する三角関係を官能的に描き、第46回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた1993年製作の映画『ピアノ・レッスン』。アカデミー賞ではホリー・ハンターが主演女優賞、アンナ・パキンが助演女優賞、カンピオンが脚本賞をそれぞれ受賞しています。

 

今回は公開から30周年を記念しての4Kデジタルリマスター版でのリバイバル上映ということですが、1990年代は映画館に出掛けることも映画を見ることも縁遠くなっていましたから、興味津々の初鑑賞でした。伏見ミリオン座(シニア会員1,200円)。グッド!

 

ピアノ・レッスン

 

以下は映画『ピアノ・レッスン』4Kデジタルリマスター 公式サイトに記載の紹介ストーリーです。

 

19世紀半ば、ニュージーランドの孤島。エイダ(ホリー・ハンター)は父親の決めた相手と結婚するために、娘のフロラ(アンナ・パキン)と1台のピアノと共にスコットランドからやって来る。「6歳で話すことをやめた」エイダにとって、ピアノは声の代わりだった。音譜

 

ところが、夫になるスチュアート(サム・ニール)はピアノを重すぎると海辺に置き去りにし、先住民との通訳を務めるベインズ(ハーヴェイ・カイテル)の土地と交換してしまう。エイダに惹かれたベインズは、ピアノ1回のレッスンにつき鍵盤を1つ返すと提案する。渋々受け入れるエイダだったが、レッスンを重ねるうちに彼女も思わぬ感情を抱き始める――

 

ピアノ・レッスン

 

映画の舞台は、19世紀半ばのニュージーランドの孤島。入植者として成功するスチュアートに嫁ぐため、娘フローラと1台のピアノとともにスコットランドからやって来たエイダ。彼女にとって自分の感情を表現できるピアノは大切なものだったが、重いピアノは浜辺に置き去りにされ、粗野な地主ベインズの土地と交換されてしまう。あせる

 

しかし、最初に出会った時からエイダに興味を抱いていたベインズは、自分に演奏の仕方を教えるならピアノを返すと彼女に提案する。ピアノ1回のレッスンにつき鍵盤1つとの最初の条件は、ベインズが演奏のレッスン以上(?)のものを望むことで鍵盤数を増やしていくことに。触れる、身を寄せる…エロチックな描写が続きます。

 

最初は地元の住人であるべインズに対して抵抗感のあったエイダですが、彼女への一途な想いがわかり始めると、彼女もまた彼に気持ちが惹かれていく。やがて、その一線を越えた関係を知ることになる夫のスチュアート。その抑えがたい嫉妬心が爆発するシーンは衝撃的でしたが、それでも怯まないエイダの姿が印象に残る一編です。パー

 

(1993年、監督・脚本/ジェーン・カンピオン、撮影/スチュアート・ドライバーグ、美術/アンドリュー・マッカルパイン、音楽/マイケル・ナイマン)

ピアノ・レッスン

 


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