その鼓動に耳をあてよ

『その鼓動に耳をあてよ』公式サイト

 

今年3月16日(土)にオープンした名古屋・今池のミニシアター「ナゴヤキネマ・ノイ」。名古屋周辺にお住いの映画ファンの方であれば、ここが閉館して間もない「名古屋シネマテーク」のリフォームであり、再スタートなのは当然ご存知のはず。DASH!

 

オープン早々の週末の混乱を避けて、新たに導入されたネット予約を利用し祝日の3月20日に鑑賞したのが、東海テレビによる劇場公開ドキュメンタリーの第15弾『その鼓動に耳をあてよ』『ヤクザと憲法』『さよならテレビ』の阿武野勝彦と土方宏史がプロデュースを手掛け、足立拓朗が映画初監督を務めた作品です。鑑賞当日には劇場の会員登録をしましたが…。ナゴヤキネマ・ノイ(シニア当日は1,300円)。グッド!


その鼓動に耳をあてよ

 

以下は映画『その鼓動に耳をあてよ』公式サイトに記載の紹介ストーリーです。

 

全国屈指の荷揚げ量を誇る名古屋港から北へ3km地点にある名古屋掖済会(えきさいかい)病院。そのER(救命救急センター)は、救急車の受け入れ台数が年間1万台と愛知県内随一だ。24時間365日、さまざまな患者が運び込まれてくる。耳の中に虫がいると泣き叫ぶ子ども、脚に釘が刺さった大工職人、自死を図った人…。

 

“断らない救急”をモットーに身寄りのないお年寄りから生活困窮者まで誰でも受け入れる。医師は言う。「救急で何でも診るの“何でも”には、社会的な問題も含まれる」と。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックで、救急車は連日過去最多を更新。他の病院に断られた患者が押し寄せ、みるみるベッドが埋まっていく…。あせる

 

その鼓動に耳をあてよ


名古屋港から北へ3キロの場所に位置する名古屋掖済会病院のER(救命救急センター)は、救急車の受け入れ台数が年間1万台と県内随一で、24時間365日さまざまな患者が運び込まれてくる。「断らない救急」をモットーとする同病院の現場で働く医療関係者の姿を、コロナウィルス禍の状況も捉えながら取材したドキュメンタリー。目

 

本編は「東海テレビドキュメンタリー劇場第15弾」と銘打たれています。過去の地元テレビ局・東海テレビが製作した劇場版ドキュメンタリーは、そのほとんどが名古屋シネマテークで上映されていたと思います。そういう意味では、新館のオープンに際して、本編上映を選んでいるというのは“何ら”かの継続の意思があるのでしょう。

 

映像作品としては、この作品もまた地元テレビ局ならではの機動性や継続性を感じる作品に仕上がっているという印象を受けました。コロナ禍の状況で窮地に立たされたERの様子をありのままに記録しながら、ERの仕事を“究極の社会奉仕”と捉えている若い医師の姿は、新ミニシアターの船出に相応しい映画作品という気もします。パー

 

(2023年、監督/足立拓朗、プロデューサー/阿武野勝彦、土方宏史、撮影/村田敦崇、音声/栗栖睦巳、編集/高見順、音楽/和田貴史)

その鼓動に耳をあてよ

 


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