夏の野菜ゴーヤといえば、あの苦味と食感が特徴ですが、なかにはそこが苦手という方も多く、中綿をしっかり取ったり塩もみしたりと様々な苦味軽減方法もあります。
先日患者さんから聞いた苦味軽減方法はその中でもかなり斬新なやり方ではないかと思うものなのでご紹介します。
その方法とは、ゴーヤの周りにあるあの凸凹を丸ごと取ってしまうというものなのです。その患者さんのお家ではお子さんが苦味が苦手というこで、子供用のゴーヤはいつもそうしてから調理するそうなのです。
この方法、自分はあの苦味が好きなのでもちろん試したことはありませんが、凸凹をこそげ落とされ周りがツルツルになったゴーヤは確かに苦味もなくなっていそうですが、そのフォルムは可笑しくも少し哀しげに思えてならないのは自分だけでしょうか。

そんなことのあった数日後、こんどは凸凹を取るまでもない元から苦味の少ないサラダゴーヤなるものを人からいただいてしまいました。
その名の通り凸凹を取ったり塩もみなどせずそのままサラダ感覚で食べられるゴーヤで、早速サラダでいただくと苦味がとてもマイルドでちょうど良く、美味しくいただいたのですが、このサラダゴーヤの見た目が緩やかな凸凹で、緑色もパステルがかっていてまさに草食系なゴーヤなのです。

人は見た目が90パーセントという本もありますが、ゴーヤも見た目が90パーセントなのかもしれません。

苦味の苦手なかた、オススメです。

榊原