先週末にイラストは完成しましたがサイトに更新する暇がありません
私は今月締切りの仕事でモノクロの絵を描いていて、久々に『ペン入れとスクリーントーン貼り』をしている最中ですが…これが意外と大変な作業なのです

実はシャーペンで描いた線画をPCに取り込んでグレーや黒で濃淡を着ける方法でも良かったのだが、私は元々漫画描きだったので、その志を忘れないため手描き原稿にしました。
それに、仕事場で活躍するフリーの絵描きさんの中で漫画作業を出来る人は少ないので、自分や会社の仕事の幅広さを見せる良い機会だとも思った訳です。

…しかし!しばらく漫画原稿を描いていないブランクでペンが走らず、線の伸びやインクをつけるタイミングを掴むのが難しい。
今回買ったインクの乾きが早過ぎるのかペン先がハズレだったのかもしれないが、こんな自分では仕事で漫画を描いたら苦労すると思い、あらためて「漫画家は凄い」と実感。
夜中は自宅でスクリーントーン作業。一晩に原稿二枚分しか貼れないので、あらためて「漫画家にはアシスタントが要る」と実感。

PCで作業した方が楽で早いが、ペン先のタッチやスクリーントーンの質感はデジタルでは表現できないし、仕上がった時に嬉しいので今回はこれで良しです。

(…この日記は仕事場に向かう電車の中で書いていますが、駅に着いたので一旦中断。
帰りに日記再開)

今日仕事場でペン入れをしていて気付いた事が!描きにくかった原因はペンでもインクのせいでもなく「原稿用紙」でした
紙の表面がペン先で痛みやすくなっていてキレイな線が引けなかったのです。
普通のコピー用紙に描いたら滑らかだったので判明

そういえば…使っていたのは「少年ジャンプ」と印刷された昔々の貰い物でした。
夏の湿気を吸い、冬の寒さで乾燥するのを4~5回は繰り返した紙である!しっかり保存していたつもりでも痛んでいたのだろう…
それに気付いたのは、この仕事の最終原稿を描いてる時でした
…インクで絵を描く時は、なるべく新しい紙を使いましょう!

この仕事とは小説の挿絵なのですが、タイトルは商品が発売した時にお知らせします