3月11日(水)晴れ 学校死語辞典《さ》「サンマーターム」

 「サンマ―タイム」…、さあ?? と言う人が多いのではないだろうか。「SUMMER TIME」を、こう表記したのは、戦前、敵国語排除を指導した後遺症であろう。公文書でこう書いた。
 ヨーロッパでは夏1時間、すべて動きを早める。時計そのものを早めてしまう。「夏時間」だ。夜が長くなる。勉強、仕事のあとの時間をゆっくり楽しもう、暑い夏、あくせくするな…ということである。
 そういう考えの浸透していない勤勉なる日本に導入しても失敗した。戦後の短命な“ヨーロッパ化”だったが、最近通産省が再びアドバルーンを上げている。(この通信発行の1993年当時のこと)

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先日、明治学院大学で大変お世話になった金子健先生の退職祝賀会があった。金子先生は心理学科をまとめ、そこから心理学部を創設、さらにその中に教育発達学科を作るお仕事を進められた。私もその結果、採用していただいた。
先生は知的障害児の発達についての研究を開発・推進されてきた。記念品も障碍者の共同の働く場として設けられた「おかし屋パレット」(恵比寿)と、「ココ・ファーム・ワイナリー」(足利市)の製品であった。金子先生のお人柄を十分に反映した品に感銘新たにした。