前回の続きです
まず「ハーベスHL5」をなぜ手放したかを説明する前に
なぜ選んだかを知って頂きたいと思います
ステレオサウンド 別冊 「セレクトコンポーネントシリーズ1」
1992年の冬ですから、もう20年も前です
よく愚痴っぽく書くのですが、わたしが住んでいるような田舎では滅多なことでは
買いたいスピーカーを試聴して選ぶなどする機会は皆無に近いのが現実
だから必然的に専門誌や知人の評判などで判断して購入する
いわば「賭け」なのです・・・それが高額であればあるほど大きなリスクを伴います
ハーベスHL5 ペアで¥440,000ですよ・・・なかなか買えません
当時、クラシックを主に聴いていたわたしは「ハーベスHL5」の評価があまりにも素晴らしいので
どうしても欲しくなりました。
それで中古に走るんですね・・・
ラッキーなことにオークションで大切に使っていた、非常に綺麗な「HL5」に巡りあうことが
出来たのです
落札後、早速我が家のメーンスピーカーとして活躍するわけです
音はと言うと 「素晴らしい」 繊細な音でしたね・・・で、おとなしい音でもない
特に「弦楽器」が良かったです・・・
一言では言えないのですが、なんでもこなす天才「抜群のバランス」をもったスピーカーでした
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しかしこれから書くことは「個人的な好み・嗜好」です
その「オールマイティな天才」が必ずしも自分の思っていた音とピッタリとは言えない
そのうち時間と共にわたしの聴く音楽も「クラシックからJAZZ」に変わってきました
すると「バランスのとれた繊細な音」が何故か物足りなく聞こえてくる
そこで「シーメンス・コアキシャル」に巡りあったのです
しばらくは同じ部屋で聞き比べたのでしたが、スペースや諸々の関係で二階の部屋へ
ついには次期購入スピーカの為に手放すこととなったのです
「ハーベスHL5」の欠点としては
1)アメリカ・デュポン社の新素材エッジがひび割れしやすい
2)フロントグリル(サランネット・スポンジ?)がボロボロになる
3)専用のスピーカースタンドが異常に高い
4)わたしのHL5だけかも知れませんが、スピーカーユニットの取付ネジがゆるまず折損した
まぁ、色々書きましたがそんな欠点を補って余りある素晴らしいスピーカーには間違いありません
最終的にはやはり「好みの問題です」
ごめんね・・・「HARBETH HL5」 わたしには勿体ないスピーカーだったよ m(_ _ )m