Notes/Domino 7からIDのCheckが厳密
実際にあるお客様で起こってしまい、私もそれで初めて知ったのですが、Domino 7からはIDのCheckが厳密になっています。
NotesのIDというのは、IDを認証した発行日(Activation Date)と有効期限(Expiration Date)を持っていることは皆さんもご存知の通りです。
この有効期限内であればIDが使え、有効期限を延長するために再認証を行うことになっています。
今回発生した現象は、ServerをDomino 6.5からDomino 7に上げたところ、一部のIDでDomino 7にAccessすると「認証切れ」のMessageが出てAccessできないという現象です。
IDの有効期限は正常に未来に設定されており、認証期限が切れている訳ではありませんし、Domino 6.5などの他のServerにはAccessが可能な状態です。
Domino 7にAccessできないIDを調べたところ、発効日が未来に設定されていました。
つまり、Domino 7ではIDの有効期限だけでなく、発行日が既に有効かどうかをCheckしているということになります。
通常はこのような発効日が未来に設定されたIDは作成されませんが、管理者がAdministrator ClientでIDを発行する際にPCの時間を未来に設定して発行してしまうとこのようなIDが出来てしまいます。
Notes/Dominoは時間が命のSystemですから、このように時間を変更することは非常に危険だということがこの例でもお分かりいただけるのではないかと思います。
皆さんも、このようなIDを作ってしまわないように注意してください。