Domino 7.0.2のRSS Feed Templateを試してみよう ! -3- | Lotus Notes/Domino (R) をこよなく愛して。。。。

Domino 7.0.2のRSS Feed Templateを試してみよう ! -3-

<話題の履歴>



Domino 7.0.2のRSS Feed Templateを試してみよう ! -2-

Domino 7.0.2のRSS Feed Templateを試してみよう ! -1-




前回は、Domino 7.0.2の新機能のひとつであるRSS Feed Generator Templateを使ってRSS Feed DBを作成し、サンプルとしてDiscussion DBを登録してみました。


今回はこの状態で機能について確認していきます。



実は私の環境はWindows XPのNote PCに構築した環境なのですが、このTemplateを立ち上げたことで少し不思議な?状況に遭遇しました。


というのは、私はこの記事を書く前に、一度このTemplateからDBを作成して試していたのですが、この記事を書くために一旦DBを削除して新規に同じ名前のDBを作成したのです。


所が、この新しいDBでguidをhttp://に指定しているにもかかわらず、notes://のguidが発行されているという現象に見舞われ、何度修正してもうまくいきませんでした。


一度設計を全てSignしなおしたところ、正常になったのですが、現在のところ原因究明はできていません。


今後原因が分かりましたら、報告させて頂きます。



で、話を元に戻し、今回は前回までに作成したRSS FeedのDBをAccessして検証を進めていくことにします。



前回DBの作成と設定までは行いましたので、今回はBrowserとしてFirefoxを使い、Accessしてみます。


RSSとして出力されているXMLを確認するだけならIE 6でも構わないのですが、残念ながらIEはRSS Readerとしての対応が出来ていませんのでFirefoxを用いることにします。


前回、RSS Feed GeneratorのDBは、"Demo\RSSFeed.nsf"に作成しましたので、BrowserからURLとして、"http://<Server_FQDN>/Demo/RSSFeed.nsf"を入力してアクセスします。


今回は、Anonymous Accessを許していませんので、以下のようにLoginが求められますので、UserID/Internet Passwordを入力してLoginします。


RSS_Feed_9


Loginが正常に完了するとRSSを表示する画面になるのですが、その前にRedirectionが行われますので一瞬以下の画面が表示されます。


RSS_Feed_10


この画面のMessageはRSS Feed DBで設定することができるようになっています。


RSS_Feed_11


このGlobal Optionsで記述したMessageがこのRedirectionの時に表示されます。


ただ、DefaultではRedirectionは1秒となっていますので、このMessageを見ることは少ないと思われます。


Redirectionが完了すると以下の画面になります。


RSS_Feed_12


RSS FeedのURLが表示されています。


また、今回はFirefoxを利用していますので、URL入力Barの右端にRSS登録のICONが表示されます。


Firefoxの場合、このICONからLive Bookmarkに登録してしまうことが可能です。


他のRSS Readerの場合は、表示されているURLをCopyして登録するなどの操作が必要になる場合もあります。


また、後で解説していきますが、ここに書かれているRSS FeedのURLにはPort Noが明示的に指定されている点に注目しておいてください。



で、このRSSのURLをクリックすると、どのようなXML DataがRSSで配信されているかを確認することができます。


RSS_Feed_13


TitleやLink情報などRSS Feed DBで指定した通りの情報が発信されていることが確認できます。



ここで、


<guid>
http://domsrv.lotussw.com:80/Demo/Discuss.nsf/8178B1C14B1E9B6B8525624F0062FE9F/1262738EB88C5B774925720A001B1CBF
</guid>


の部分が、RSS Feed DBでGlobal Optionsで指定したguid部分であり、この部分がRSS Readerから当該文書をAccessする場合の情報となります。


この場合はHTTPでのAccessとなっていますので、RSS ReaderでBrowserから当該文書へAccessする形となるのです。


ということは、このDBはWeb対応されていなければならないことになります。



このRSSを実際にFirefoxのLive Bookmarkに登録すると以下のようになります。


RSS_Feed_14



今回用いたDBはWeb対応した標準のDiscussion Templateから作成したDBですので、このLive BookmarkのLinkをクリックすると以下のように文書が開かれます。


RSS_Feed_15


これで、RSS Feedとしての機能が正常に動いていることがご理解頂けたのではないかと思います。



ただ、この場合はDBがWeb対応されていることが重要ですし、設定文書でも分かるようにこのRSS Feed GeneratorからAccess可能なDBはRSS Feed DBが存在しているLocal DBのみであるということになります。


複数のServerにRSSで公開したいDBが散在している場合はServerごとにこのDBを立ち上げる必要があります。



あと、書き忘れてしまいましたが、RSS FeedはUTF-8での出力がDefaultとなっています。


今回の設定で、RSS Reader側やRSSのXMLの内容を見て、日本語Titleが文字化けしている場合にはDomino側の設定を変更する必要があります。


Server文書のInternet protocolsのDomino Web Engineタブを開いて、「Character Set」のセクションで"Use UTF-8 for output"が有効になっている必要がありますので、有効になっていない場合は有効にしてください。


RSS_Feed_16


変更を行った後、Server Consoleから、"tell http restart" CommandでHTTP Taskを再起動すると、変更が反映され文字化けが解消されます。




今回は、設定したRSS Feed Generatorを使い、簡単な検証を行いました。



次回は、Web対応されていないDomino DBをRSSで配信する場合について見て行きたいと思います。


前回記述したように障害がありますので、障害の内容も含めて解説していきます。



<続く>