Synchronizer Altima
しんくろないざー・あるてぃま


お待ちどうさまでした!

Ivylineがこの秋リリースする最新鋭エリアロッドの解説を致します。




AltimaがPROgreの兄弟ロッドであることは既に広告にてご存知かと思いますが。



・・・ここでちょっとオサライ。

PROgreはボロンコンポジットだったEVolutionを純カーボンでリメイクし、更なる進化を遂げたモデル。

もちろん、EVoからボロンを抜き取っただけでは製品たり得ず、カーボンでパワーを補いテーパデザイン等で調整する訳ですが、完成に至るまでの道のりで幾つものプロトタイプが産まれた。


PROgreを作り出していく上でのコンセプトは『EVoを上回る軽快感と汎用性』。

結果、数多のプロトタイプの中でそれを満たした物が“PROgre”の名を冠し世に出た。




・・・一方。

『PROgreコンセプトからは外れるものの、闇に葬るには惜しいブランクス。』

Ivylineスタッフの多くが口にしたプロトタイプが存在した。



そのブランクスに別コンセプトを与え、磨いて熟成させたのがAltima。


コンセプトは『攻撃的な乗せ』『PROgreとの使用感の互換性』
そして、これらによる 『トーナメントシステムの構築』 です。



以上踏まえ、錘負荷別のベンドカーブの比較写真をご覧下さい。


[錘負荷25g。]

[錘負荷50g。]

[錘負荷75g。]

[錘負荷100g。]


☆解説☆
PROgreとAltimaのロッドパワーはほぼ同等のパワーランク『5』。


両者の明確な差異は
テーパデザイン。

PROgreは操作性と掛け要素を求め、ファーストテーパに設定。対するAltimaは乗せ要素と癖のないベンドカーブによるバラしの軽減を求めレギュラー・スローテーパに。

但し、魚を寄せる力を同等に保たせたためバットガイド以降グリップまでのパワーは極めて近似させている。


同じ『乗せ』をコンセプトにしていながらも、“パワーのある乗せ”である一点に於いてWillowとは全く異なるロッドである。




既にPROgreオーナーの方はコンセプト通りに操作感を変えないトーナメントシステムの構築として。

どちらか迷っておられる方は、巻の釣りが主ならばAltimaを。一本で何でもこなしたい方はPROgreを。




PROgreとAltimaは兄弟らしく似た(同じ)パワーを持ちながらも全く異なる性格(テーパデザイン)を持つ。


Synchronizer Altimaとは、そんなロッドであります。



お分かりいただけたでしょうか?








年度末(半期末ね)で仕事が山積。やっと写真が撮れました。(T_T) 西山コーイチがAndroid携帯からの投稿