今回は Willow編です。



○コンセプト。
アンダー1g。フロロカーボンの極細ラインの常用等、エリアが常にタフ化している昨今。『乗せ』ロッドに要求される更なるフィネスに対応すべく開発した。


○比較『Willow 』×『Ride-on』。

・ロッドテーパ。
Willow  6.5:3.5  (可変テーパ)
Ride-on  5.5:4.5 (スローテーパ)

・パワーランク。
Willow  #2
Ride-on #2


・用途 。
Willow  スプーンによる巻き。アンダー1gを多用する表層攻略。Asdic シリーズでも乗せきれない状況のフィネスクランキング。etc...

Ride-on 主としてスプーニングによる乗せの釣り。 etc...

○解説。
$『エリアさまよい日記』 by西山コーイチ-パワーランク-2

[図1パワーランク]
$『エリアさまよい日記』 by西山コーイチ-ロッドパワーイメージ(ウィロー)-2

[図2パワーイメージ]


図1パワーランクに示す様に、Willow・Ride-on 共に同等のパワーであるが、図2パワーイメージに示すテーパの差によるパワーの出かたが異なる。

この差異はAsdic シリーズで好評を得た手法の二段テーパを採用し、ティップ側(先)をRide-on比で約7%しなやかに。そして バット側はカーボンシートを見直し、約5%トルクアップした結果である。

一見すると良く似た二本であるが、負荷を掛けて曲げてみればその差は一目瞭然。

・写真1の30g負荷でWillowはティップが入り込み始めている。
$『エリアさまよい日記』 by西山コーイチ-08-26 213

・写真2の50g負荷ではベンドピークがティップ側からベリーに移行。
$『エリアさまよい日記』 by西山コーイチ-08-26 214

・写真3 100g負荷でベンドピークは更にバット側へ。しかし、この辺から強化されたバットが効いてきて、Ride-onよりも残っているのが解る。
$『エリアさまよい日記』 by西山コーイチ-08-26 215

・写真4 150g負荷。両ロッド共にほぼフルベンドに近いが、Willow はシッカリとバットが残り、魚を浮かせるトルクを持つ事が見て取れる。
$『エリアさまよい日記』 by西山コーイチ-08-26 217



・・・つまり、Willowはティップの先端部から順に曲がり、Ride-onは全体で吸収する様に曲がるのだ。



では、実釣ではどうであろうか?

例えば、最近のスタイルである極細フロロラインを用いたアンダー1gでの表層サイトフィッシング。

タフコンディション下での魚からの反応は、水面直下を泳ぐスプーンを見上げ、瞬間的に拐うようにかすめ取るバイトになる。

ロッドを立て、スプーンをコントロールするこの釣りは、必然的にラインとロッドに角度が生じ、瞬間的な入力時間の短いバイトは弾き易くなる傾向になる。

状況がタフになりバイトが浅くなる程に。

Willowの極めてしなやかなティップは角度のあるロッドポジションでのバイトも吸い着く様に食い込ませ、魚の荷重に応じてベンドピークが移動。暴れる魚の挙動を吸収し、浮かせる。


Synchronizer【Willow】とはそんなロッドであります。



イメージ。出来たでしょうか?





【NEW!】ロッドインプレッション。(Secure編)








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