そういうトライを繰り返していると、失敗が多いものの、たまにアタリが出てくる。

そのアタリの多くは、失敗したこと(想定とは違う動き)が、実は別の特殊な結果を見つけるキッカケになることもある。

実は最近、インタートレードのヘルスケア事業部門でそれがあった。

新商品を考えていて、実験してみたものの、それが頭の中の理解、つまり想定していたことが、出てきた結果と大きく違っていたものだった。

少しの違いだと、それは失敗なのだが、あまりに大きく想定が違うと、実は金の卵だったりするものだ。

本来は、あー、残念となるのだが、そういう状態になると、これは何故なんだ?と考えこんでしまう。

そうすると、なぜそうなったかという、従来とは違う仮説が出てくる。

それが発見や発明につながったりする。

インタートレード社内では、成功することを前提とするよりも、失敗は常識として何か行動してみることも重要だと言っている。


現在、金融で色んなことを始めようとしている。

当然、収益を上げたいわけなので、採算度外視とか、個人的興味とか、そういうのは嫌いだ。


やるなら勝つ!、本田宗一郎の哲学。


そして、何とかしたいもの、やはり壁というのがある。

その壁の一つ、それが以前から話している「センスの継承」になる。

なぜ、それなのか・・・。