あまり知られていないことだが、先日でてきた「鞘取り」を考えてみる。

例えば、銘柄間スプレッドを同じアルゴリズムで運用したりする場合、素人とプロでは収益に差が出る。

本来、そういう差が出てはおかしいのだが、何故か出てしまう。

ピュアなアービトラージですら、同様に収益差が出やすくて怪しい。

そのようになってしまう原因を、運用者の近くで見ると、良くわかる。

素人はマニュアル通りに動いている。

つまり、プログラム売買と同じ動きだ。

しかし、プロは少し違うことをする場合がある。

何というか、+αの何等かの情報を追加で組み込んで、そのセンスがプロとして収益化しているわけだ。

この部分について内緒にしておくが、完全にシステムに依存しないことは確かだとだけ言っておく。

だから、AIが単純に独学による運用のアルゴリズムを解析してもダメで、そういうことができるAIがでてくるのは、まぁ、2020年以降だろうと思う。

それと、そのレベルのAIは、価格が安くなったといっても、パソコンレベルでは動かないし、相当高額になり、一般的ではない。

このAIの概念は、西本の頭の中では、多分、このブログの読者が一般の情報を元に把握している概念と少し違うと思っている。