オニギリの場合は、同じ商品なら値段を下げたほうが有利であることは明白だ。

価格検索サイトの情報をよく見る消費者の動きだ。

対処方法は色々ある。

値段が同じでも質を上げたり、商品数を増やしたり、これも有利になる方法だ。

この戦略はシステムでも全く同じと言って良い。

現状は価格競争になっているが、メーカー側の負担はかなり大きくなっているんだろうと思う。

古いインフラを維持していることだろうし。

苦労してつくってきたものは、簡単に捨てることができない。

勇気がいる。

一生懸命つくった我が家には愛着が出てくるのと同じ現象が、システムにもあるみたいだ。

しかし、その愛着が命取りになることもある。

そのことを冷静に判断し、自分達のレベルを認識すること、そして優位性を維持できているかを認識すること。

ほんの少しで良いから差別化できているか。

顧客は98点のものより99点のものを望む。

この1点、1%程度のものの差が、非常に大きい世界がある。

この1%の差が、勝敗を左右するからだ。

では、どこで差別化するのかということになる。