いじめの心理 ― いじめ依存

「人の不幸を喜ぶいじめっ子」叫び



こんにちは、



依存する人の心理を調べていくと、

破壊的な行動をする人の心理状態が、

見えてくるような気がしました。



今まで、集めてきた情報の断片が

ジグソーパズルのように、一つ、一つ組み合わされると、

それが何の絵なのか、見えてくるのと同じさまです。



ナショナル・ジオグラフィックという雑誌に

「人の災難を喜ぶいじめっ子の脳」という記事が

載せられています。





「人の災難を喜ぶいじめっ子の脳」  ←クリック(読みたい方)


この記事が書かれたのは、暫く前ですので、

もう既に、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。



研究チームの一員でシカゴ大学の

心理学者ベンジャミン・レイヒー氏は、



人が他人の苦痛を目にすると、

自身が苦痛を経験したときと同じ脳内領域が光ることは

これまでの研究で判明していた。感情移入を示す反応だ」と話す。



彼自身、いじめっ子は冷酷であるがゆえに

この「感情移入」は有り得ないであろうと思っていた。



「しかし、このいじめっ子の脳に現れたのは、

扁桃体や腹側線条体であった。

(報酬や喜びに関係すると考えられている部位)



つまり、

いじめっ子は人の苦痛を

見るのが好きだ

と考えられる。



この考えが正しい場合、彼らは弱い者いじめをして

他人を攻撃するたびに心理的な報酬を受け取り、

反応の強化が進んでいることになる」




他人を苛める人が、その行為から「報酬:喜び」を

受けていた事実は、驚きでも、ショックでもありませんでした。




なぜなら、心理学では、人が行動するときの動機には

二つしかない、と言われています。



一つは、「恐れから逃げるため」

もう一つは、「喜びのため」


もう一つ、心理学者が言っていた事実、


「人は、どんなペテン師でも

悲しみを隠す事は出来ても

喜びは隠す事が出来ない」



考えても見てください。

新婚早々のカップル、見るからに「幸せそう」でしょ?



恋をしている人も、輝いているでしょう?


「幸せを感じている」、そういう喜びは、

他人には隠せないものなんです。

「目」が輝いていますから。


しかし、悲しみのどん底に落ちている人が、

笑ってそれを隠す事はできます。


この様に、「目に喜びが表れる」事を知ってから、

間もなくの頃、


いつものようにコメントしてから、姑が言いました。

「冗談よ!」


その時、私には解ってしまったんです。

姑が楽しんでいる事に。


目がキラキラしてましたから。


同時に、過去に仲の良い友達に言われた事がありました。

私が趣味の話をしていた時の事。


彼女:「○○さん、△が本当に好きなのねぇ!」

私:「えっ、どうしてそんな事わかるの?」

彼女:「だって、△のこと話すとき、○○さんの目、

    キラキラしてる!」


そう、彼女にも、解ってしまうぐらいですから、

気をつけて見ていれば、

人の心と言うのは、見えるんです。


姑の輝いている目を見たとき、

「あぁ、この人は、自分が言っている事を理解している。

そして、それを楽しんでいる」


それでも、人はそれを信じたくないんですね。

何故なら、その頃の私には、

「人の不幸を楽しむ心理」が理解出来ていませんでしたから。


会社でも、どこでも、そういう人を見かけます。

「可哀相な人だな」と思います。


何故なら、「心が歪んでしまっている」からです。


そういう人は、楽しむ事ができませんし、

幸福を感じる事もありません。


一度、そのような記事を書いた覚えがあります。

そうでした、タイトルは、


自己愛性パーソナリティ障害 ― 人の不幸を喜ぶ姑  ←クリック



ゴーグルで、偶然良い本に巡り合いました。


著書:「いじめに負けない心理学―いじめられずに生きるために気付くべきこと」

著者: 加藤諦三


この本の中で、「虐めをする人の心理」が上手く

描写されているので、紹介したいと思います。

ゴーグル・BOOKで、試し読みが出来ます。


(以下抜粋)

ここから…


人を騙して楽しむ搾取タイプの人間がいる。
世の中には、人の血を吸って生きている人がいる。

搾取タイプの人である。


「人の不幸は蜜の味」というが、これが搾取タイプの人です。
搾取タイプの人は、自分が相手を不幸に突き落とすことで、満足する。
彼らはただ人が不幸になるのではまだ満足しない。


自分が相手を騙して初めて本当の「蜜の味」になる。
搾取タイプの人というのは、本当に恐ろしい人達である。


さらに言えば、搾取タイプの人は、サディストである

人を苦しめて平気な人は搾取タイプの人の中

ではまだ質の良い方である。


平気というよりもそこに喜びを感じる人がいる。

搾取タイプの人は、サディストなのである。



従って自分の力で相手が苦しむのを見るのがたまらなく嬉しい。

人を騙し苦しめ、相手がやせ衰えていくのを見るのが、
たまらない喜びなのである。


そしてもっと恐ろしいのは、彼らは一人でいじめて楽しむよりも
何人かで一緒になって一人の人を

騙して苦しめることで、喜びを倍加させる。


誰かをいじめるときに仲間を集めてそれを見て皆で楽しむ。

皆で人を騙して一緒に楽しむという残虐性がある。


……中略……


搾取タイプの人は、人のものを取ろうとして

戦っているときが一番生き甲斐を感じる。


「彼らのモットーは『盗んだ果実が一番うまい』」である。


恋愛においても友人の恋人を取ることが最高の喜びである。
その人自身が好きというよりも、

その人が魅力的なのは友人の恋人だからである。


搾取タイプの人は取れば取るほど元気になる。

盗めば盗むほど元気になる。
相手を痛みつければ痛みつけるほどエネルギッシュになる。


誠実な人は相手が譲ってくれれば、

それが心の中でいつまでも残っている。
「有難う」という気持ちが続く。


しかし、搾取タイプの人は、

相手が譲れば「これはいける」と元気になるのである。


攻撃する方は爆弾を落とせば落とすほど、エネルギッシュになる。

爆弾を落とされる方は、「これだけ落とされているのだから、

もう落とされないだろう」と期待する。


しかしその期待は裏切られる。
搾取タイプの人は、爆弾を落として相手が苦しめば苦しむほど嬉しい。


相手が怯えれば怯えるほど元気になる。
いじめる側はいじめているときに不満を吐き出せている。
心を癒している。


ここまで……


「恐ろしいと感じたでしょうか?」

でも、事実なのではないのでしょうか?


人は楽しいと思う行動をします。

報酬が必ずあるのです。


私の場合も、例に漏れず(笑)、

耐えれば耐える程、、「姑の態度は酷くなりました」

それどころか、舅も一緒になって虐めをするようになりました。


まさに姑と舅は、搾取タイプの人なのでしょうね。


この本にあるように、私が傷つけば傷付くほど、

相手は元気?になっていったのです。

ですから、更に私は不安になり「もしかしたら、原因は私にあるの?」

とまで思ってしまったのです。


私にすれば、「意地悪するほうも気分が悪いはず?」と

いう「思い込み」がありましたから。


まさか、罪悪感も感じないで、あれだけ意地悪できる?

人などいない?と思っていたからです。

ナィーブですよね。


でもとても良い勉強になりましたよ。


この本、沢山に人に読んでもらいたいと思います。

特に、虐めにあっている人、

モラハラのターゲットになっている人、

毒になる親を持っている人



今日はここまで。

今日も来て下さって、有難うございます。


また立ち寄ってくださいね。

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