2nd mini album 「今夜絶対」 楽曲誕生についてのお話。 | イツエ

2nd mini album 「今夜絶対」 楽曲誕生についてのお話。

ベース馬場です。

ここ最近レコーディングの話題ばかりでした。そしてついに今回のミニアルバムのトラックリストやツアー情報を発表することが出来るようになりました。

さて。まずはミニアルバム。

2nd mini album
「今夜絶対」


{D02791D0-5A18-4652-A086-38EAA8127E8B:01}

2015年1月21日(水)発売
¥2,037(税抜)
DQC-1432(DB-04)

1. エピソード
2. 告白
3. ネモフィラ
4. 56番線
5. トランシーバー
6. 螺旋
7. 10番目の月
8. グッドナイト
9. 名前のない花束




そして2年ぶりの全国ツアーも開催します。

≪イツエ Presents 『今夜絶対』 Release Tour
~君と五重奏~≫

過去最多の20公演。ツアーファイナルはワンマンライブです。詳しくは
こちら





まずね、メンバー直々にツッコミを入れたい。
ミニアルバムなのに9曲って。サービス精神旺盛だよね。
シングル、ミニアルバム、フルアルバムという括りは正直どうでもいい。実際にその定義も曖昧だし個人的にもその定義には興味がない。喜んでもらえればそれでいいです。



とりあえず今回は収録曲について簡単な解説をしていこうと思う。何度か書いていきたいので、今回は曲が出来るきっかけ、誕生の瞬間までについて書こう。
もちろんだけど歌詞とメロディーは瑞葵が作っているので曲の中のメッセージは瑞葵の口から出た言葉が正しい。あくまで演奏側として。作曲側として楽曲の基礎を作った立場としての解説を。



1.エピソード
こちらは事情によりパス。ごめんなさい。


2.告白
何度かライブで演奏している曲。
男メンバーでセッションをしながら新曲のヒントを探していた時期に自分以外のメンバーが映画「告白」を観た後の感動話をしていた。それを聞いて自分も映画を観た。その時スタジオでセッションをしたフレーズが自分の中で一気に広がった。映像が流れるように曲構成が一気に頭の中を流れてきたのでそこから家で一人で素直に形にした。
デモが完成した時にメンバーに自信満々に聴かせた。自分なりの「告白」が出来たと。そして仮タイトルがそのまま正式なタイトルになった。


3.ネモフィラ
これはライブで披露してからしばらく経つ曲。
単純に3拍子の曲を作ろうと思った時に頭の中にあった風景が広い丘一面に広がるお花畑。たくさんの花に囲まれた場所に裸足で歌う瑞葵を想像しながら楽器隊でセッションをして広げていった曲。
瑞葵には花という言葉を伝えずに進めていたら瑞葵から「ネモフィラ」というタイトルを告げられて感動した。楽曲とタイトルが偶然にリンクした曲。


4.56番線
これもライブではお馴染みの曲。
元々はサビが2種類存在するという特殊な構成にしようと思って楽器隊でセッションをした曲。結果的に1つのサビが綺麗にBメロにハマったので素直な曲構成に。
暗く怪しい雰囲気の曲が大好きな自分にとっては冒険で良い意味でイツエを変えてくれた曲。


5.トランシーバー
最近はあまりライブでやってないけどよく会場に来てくれている人にはお馴染みかな。
分かりやすくシンプルな曲構成というのは一般的には定番かもしれないけど自分にとっては56番線と同様で冒険になる。
月で照らされた明るい夜空とそれに負けないような輝きを持った星達が頭の上を凄い速さで通り過ぎていくような景色をイメージしてセッションで作り出していった曲。


6.螺旋
9/30のイツエ企画「ヘルツはそのままで」で初披露した曲。
この曲はセッション無しで自分一人でデモを作った。その時のコンセプトは「2分の曲」「イツエ最速のBPM」そして「吉田の辛い顔」というもの。このBPMなのに16分のドラムを詰め込むことによって苦笑いで苦しむ吉田の顔を想像しながら作った。デモの段階では間奏を唯一のドラム休憩時間にしてあげたのに自分から16分のフレーズを突っ込むという吉田の勢いが現れた曲ですね。頑張れ吉田!


7.10番目の月
これはまだライブではやっていない曲。
螺旋と同じでセッション無しで一人でデモを作った。曲作りというのは慣れてくるとコツを覚える。その「慣れ」と「初期衝動」というのは反比例かもしれない。昔のような衝動だけで作った曲は構成的に不自然だけどその不自然さが個性になっている。曲作りに慣れても変な曲が作れるかなって思いながら出来る限り変な曲を作ってみた。楽器隊の存在感もこの曲の魅力。


8.グッドナイト
この曲もライブではやっていない曲。
曲作りに追われて眠れない日々が続いていた。この曲が完成したらゆっくり眠れるようにと願いを込めて「グッドナイト」という仮タイトルをつけた。それが正式なタイトルになった。もちろんメッセージとしては自分のでなく瑞葵の詩を見てほしい。
イツエにとっては新しいテイストで今までに無いタイプの曲。自分一人で作ったデモにメンバーの意見を極限まで取り入れて何度も完成系が変化した曲。イツエで踊るのもいいんじゃないかな。


9.名前のない花束
螺旋と同様、イツエ企画で初披露した曲。
最初頭の中に浮かんだ演奏を楽器隊に口頭で指示をしていきなり演奏してもらった時に完成系が一気に広がった。その時にイツエにとって大きな曲になると確信した。
自分の中では夕方のフジロック、ホワイトステージで演奏している姿をイメージして作った曲。そこから瑞葵とテーマを話し合って完成まで持っていった。出来る限り美しい風景を皆さんの頭に浮かべてもらえますように。






こんな感じで簡単に紹介してみました。発売まで時間があるからまだ書かないようにしようとしたんだけど耐えきれなかった。
それほど早く聴いてもらいたい作品だということを分かってほしい。

ツアー初日のレコ発、ファイナルのワンマン、そして全20ヶ所のライブについてはまた次のタイミングで触れていこうと思います。

今日はこの辺で。