-伊都懐古ー
玄界灘の穏やかな波は夕日にキラキラと輝き
早朝の雷山では松柏が緑の霞から
ゆっくり姿をあらわす
古代の伊都国には代々王がいたという
名前の様に美しい怡土の地域は
穀物が実って豊だったろう
倭国の使人は頻繁に中国に派遣されていたし
中国の使節も応援の文書など添えて
直ちに倭国に遣って来ていた
ここでは両尺のも及ぶ
青銅鏡を見学して本当に驚いた
移り変わる悠久の歴史を想うとき
万感せまって涙せずにはおれない
1986年 10月 王 中 殊
※伊都国歴史博物館館長・榊原英夫氏 訳
☆王仲殊:元中国社会科学院考古学研究所所長で、
銅鏡研究のの第一人者。
この石碑は此処にあります。
伊都国歴史博物館 北側の玄関(旧伊都国歴史資料館玄関)
原田大六氏 銅像と 向かい合う様に この石碑はあります。
イチョウの木の下に ひっそりと。
この石碑 できたら王墓に移設してほしいと タマヨリヒメは
思います。その方がもっとたくさんの方に読んでもらえるのでは。